越谷市周辺のチームが参加したしらこばとサッカー大会U-12。
午前、午後と大会が開催されました。
松伏FCは午後の部に参加しました。
トーナメントによる大会でしたが、
結果は見事『優勝』することができました✨
ちょっと、今日の優勝は特別だったので、詳しく書いちゃいますね。
いまブログを書いている私(U-12担当コーチ)なんですが、この６年生を担当したのが、この子達が四年生の頃からでした。
担当として見ていたんですが、６年生になったとき、仕事の関係で、なかなか指導にいくこと出来ず、私自身、とっても複雑な思いでした。
指導してあげたいけど、仕事の都合や家庭の都合で参加することができない。
正直、今でも申し訳ない気持ちで一杯なんですよ。
でね、今日はたまたま仕事が空き、６年生の残りの活動でどれだけ参加できるかどうかも分からないので、朝から会社で仕事をして、午後からの大会に合わせて、移動してきました。
『今日は最後まで子供たちと戦えるな』
そんな想いで大会会場に向かったのです。
ウォーミングアップの時間に間に合い、子供たちと初戦に向けてウォーミングアップをしました。
そのときに、子供たちにこんな話をしました。
『今日はコーチは久々に最後まで大会にいられる。たぶん、君たちの活動に参加できるのも、今日とあともう一日になるとおもう。だから、コーチからお願いがある。コーチは大会に対して、勝った、負けたはあまり気にしてない。サッカーは勝負事だから、もちろん勝って優勝した方が嬉しいけど、いいゲームしてても勝てないときもあれば、あまり内容のよくない試合でも勝っちゃうこともあるんだよね。コーチが見たいのは、君たちの全力でプレーする姿。チーム一丸となって、目標に向かって頑張る姿なんだよ。
前にコーチがきた大会(２週間くらい前に参加した大会。結果は４位)で、負けたにも関わらず、ヘラヘラしている君たちに話をしたのを覚えてる？
コーチは悲しかった。君たちに何を教えてたのかって。コーチは君たちと大会で戦えるのを楽しみにしてる。今日は君たちの成長した姿を見せて欲しい。全力で戦う姿を。そうすれば、君たちはきっと優勝できるよ。コーチは信じてる』
こう子供たちに話をして、初戦に挑みました。
初戦は8-0で勝利
でも、私は全く満足できませんでした。
やろうとしてるサッカーがまだまだ出来ていなかったので。
続けて２試合目
相手は前の大会で1-3で負けたチームでした。
負けたときに、私は居なかったので、あまりイメージはありませんでしたが、プレッシャーも早くていいチームでした。
でも、そんな中、子供たちに伝えていることが、グランドで徐々に表現できるようになってきました。
そして、その試合のハーフタイム
子供たちが進んで会話をし、目の前の試合にとても集中していました。
私はその光景を見て、
『うん、この試合は勝てる。とくにアドバイスすることないな。子供たちが自信をもってプレーできるように声かけてあげよう』
試合は常に主導権を握るも、決定機で決めることが出来ずに、PK戦へ。
でも、私は勝てると思ってました。
なぜなら、子供たちみんなが勝利に向けて、気持ちがひとつになってるからです。
不思議ですよね～。こうやって戦ってると運がどんどん高まるんです。
よく、運も実力のうちっていいますけど、まさにそれですよ！
PK戦でも、うちのキーパーが見事２本シュートストップに成功し勝利です🎵
そして、ついに決勝戦
決勝の相手は、これまた前に参加した大会で、敗戦をしたチームでした。
攻撃力の高い、いいチームです。
相手のプレッシャーを怖がり、またまた縦に急ぐサッカーをしていました。これでは、体格の小さい子が並ぶ松伏には歩が悪いんです。
私は仕切りに、『ボールを走らせよう。サイドを変えながら、前に慌てない。勇気をもってプレーする』
ハーフタイムでも、これを伝えました。
後半の立ち上がりは、相手のプレッシャーに押し込まれましたが、子供たちが耐え凌ぎ、徐々に主導権はこちらへ。
とってもいい形を作るんですけど、ゴールが決まらない。
そして、試合はPK戦へ。
でもね、私はそこまででとっても満足でした。
なぜなら、子供たちがベストを尽くして、ひとつになって戦ってる姿が見れたし、私が子供たちに伝えたかったサッカーも見せてくれた。
もう満足って思ってました。
PK戦で負けても、誉めてあげたい。
私にとっては、たとえ負けて準優勝でも、今まで優勝した大会よりも、はるかに価値のある準優勝だと思ってました。
でも、PK戦に挑む子供たちの姿を見て
『あー、これって勝つパターンだよな。このチームの雰囲気なら勝つんだよな。』って思っちゃいました。
そして、決勝のPK戦でも、うちのキーパーが見事シュートストップに成功🎵
そして、松伏の最後の一人がゴールを決めて、優勝することができました。
正直、私は泣きそうでした。
子供たちが、本当にベストを尽くして戦ってる姿が見れて。
子供たちには、『ありがとう』って心から思います。
子供って、こうやって心で応えてくれるんですよね。試合が終わったあと、全員とハイタッチ。
この子達とサッカーしてこれて、本当に幸せだったなぁって噛み締めながら。
サッカーというスポーツを通じて、今日のように子供たちの成長した姿が見れるのが、本当にいいですよね。
親も土日に試合などがあり、大変そうに感じますが、今日みたいな子供の姿を見れるんだから、堪らないんですよね。
親が時間をさいて、子供と向き合った分、子供はそれ以上の素敵な思い出を親に与えてくれます。
それが少年団の素敵なところです。
ぜひ、サッカーやってみたい、子供と一緒に楽しい時間を過ごしたい。
そんなお子さん、保護者の方は、一度松伏FCに遊びに来てください。
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