雷電福太郎の 酒とタバコとバイクの話 -13ページ目

雷電福太郎の 酒とタバコとバイクの話

フリーウェイ250を動態保存。
カタナ250(ヤフオク仕様)で箱根を走り
グランドマジェスティで日々の買い物に走る。
酒は純米酒か、白ワインかバーボン。
タバコは RJRのキャメル。

喫茶店でモーニング食べ終えると、風音は礼司と別れ、もう少し136号線を南下して

野菜を買いに行く。

この辺りは直売場もいくつか有るので、とれたての野菜が比較的安く手に入る。

少し形がいびつだったり、一部が虫に食われていたって食べられないわけじゃない。

でも、都会では不自然に真っ直ぐで、大きさも揃った野菜ばかりだった。


平日はバイトが有るし、学業も有るので土日に色々と料理を仕込んでおかないと

外食やコンビニばかりになってしまう。

そうなると、バイクの維持にもお金がかかるので、生活も厳しくなる。

どうせ作るなら、一気に多めに作る方が料理も美味しく出来上がる。

独り暮らしにはスーパーでの販売単位では量が多すぎてもてあます事も多い。

そんな事を考えながら風音は調理を進める。

切り干し大根を煮ている出汁汁も、礼司の家で大きな鍋で出汁を取り、

製氷皿で凍らせて冷凍庫で保管してある物だ。


切り干し大根が煮汁を十分に含み、煮汁が少なくなると、いくつかの冷蔵庫保管用容器に

小分けすると、コンビニ袋に2重に包み、マジェスティの準備をする。

煮汁がシート下のスペースにこぼれたら泣くに泣けない。

礼司の家は、先程の箱根に向かう国道1号の途中に有る。

元は、貸ガレージと喫茶店が併設された建物だったらしい。

それを安く借り受けて一人で住んでいる。

古いバイクと車の改造や、海外から色々なものを輸入して売ったり、逆に輸出したり。


礼司の家に着くと、風音はガレージに併設された、元々喫茶店だったスペースのドアを開ける。

鍵はかかっていない。

カウンター、薄型テレビとDVD、様々なバーベル、サンドバックが置かれているスペースの片隅にある

冷蔵庫に、ホウレンソウのおひたしや、切り干し大根の煮物の容器を納める。

端っこにおかれているロッカーにおいてある作業着に着替える。

勿論、礼司の厚意によるものだ。

マジェスティに戻ると、礼司が水道に繋がったホースとバケツをガレージから出してきていた。

大分納まったとはいえ、風音のマジェスティには花粉の跡が残っていた。

住んでいるマンションではマジェスティを洗うことはできない。近所にコイン洗車場が有るにはあるが

車用で使いにくい。

カーシャンプーをバケツに少量垂らすと、礼司はホースから勢いよく水を流し込み、一気に泡立てる。

今度は水流を霧状に切り替えてマジェスティをゆっくりと湿らせて行く。

これだけでも一瞬黄色い水が流れる位、花粉が付着しているのだ。

先にタイヤや足回りをブラシでざっと洗うと、バケツの水面に浮かんだ泡をスポンジですくい取るようにして

ボディを洗っていく。

泡を洗い流すと、納屋のコンプレッサーから引っ張ってきたエアホースで隙間に残った水を飛ばす。

風音がボディを合成セーム皮で拭きあがている間に、礼司はタイヤの空気圧を測り調整する。


干支一回り以上離れた礼司との関係。

これを他人に説明するのは非常に難しいのだ。

でも、簡単に言えば、”頼れるバイクの先輩”なのだろう。












山中城址を過ぎると、国道1号は2車線になる。

でも風音はそこは、あまり好きではなかった。


遅い車を登坂車線に追いやり傍若無人に走る。

後ろが詰まっても気が付かないで走り続ける。

車やバイクの間を縫う様に走る。

それが原因と思われる事故も多いから・・・・・・・・。


それでも免許を取って慣れた道、それなりのペースでは走ることはできる。

速い車両が来たら左によけて、そうじゃなければ右車線をトコトコと。

マジェスティはそんな走り方を可能にしてくれる愛車なのだから。


そんな風音の横を小柄なスクーターが抜いて行った。見かけは原付と思うくらい小柄だ。

しかも、風音のマジェスティを抜いた後、段々と背中が小さくなっていく。

そのスクーターは風音が減速して侵入するカーブもわずかにブレーキランプを

光らせて高速で駆け抜けていく。

「相変わらずなのだな・・・・・・。」


箱根峠の頂上にあるエコパーキング。

此処はトラックも、バイクも車も集まるパーキングだ。

それだけに、顔なじみのバイク乗りも何人かいる。

会釈を交わすだけの人。寒い時に缶コーヒーを御馳走してくれた人。

ビックスクーターなんかバイクじゃないと言った人。

色々な人が居る中でも、さっきのスクーターの人は変わった人だった。

広いパーキングの片隅にバイクを停め、メットインスペースからタバコと、灰皿代わりのオイルの

1リッター缶を取りだしタバコを楽しんでいる。いつものように。


風音は先刻のスクーター、ホンダ フリーウェイ250 の側にマジェスティを停め、ヘルメットを脱ぐと

朝の挨拶をする。

「ミ~♪。」子猫が泣く様な声でだ。

フリーウェイのライダーは相変わらず、一軒無表情で、でも困った時に手を貸してくれた時と

同じ表情で頷くと、再びタバコを楽しみ始める。

風音が風下に居ないことを確かめてから、中空に煙を吐き出し、紫煙が消えていく様を楽しむ。

「朝飯まだ?」フィルター近くまで吸ったタバコを空き缶に押し込むといつもの様にお誘いが来る。

風音が頷くと、フリーウェイのライダーは手早く身支度をする。

風音も慌てて準備をするが、フリーウェイのライダー=礼司はエンジンを掛けそれを待つ。

風音がマジェスティのエンジンを掛け、準備ができると礼司は先行する。

でも途中で風音を先行させ、ゆっくりと2台は国道1号を降りていく。

三島まで下り、左折して国道136号を南下して、スーパーの駐車場に有る喫茶店に2台は向かう。喫茶店に入ると、マスターにピースサインを示す。それがいつもの「モーニング2人前」の合図なのだ。


トーストに、カリカリベーコン。茹で卵に季節のサラダ。それにコーヒーか紅茶が付く。

風音のトーストには特製のジャムが塗られ、礼司のトーストにはピーナツバターが塗られている。

「今週は、ホウレンソウのおひたしと、切り干し大根で良いの?」風音がいつもの様に尋ねると礼司は軽くうなずく。週末に会った時に、礼司は風音を食事に連れて行く。モーニングの美味しいこの喫茶店。

ホットサンドの美味しい三島駅近くの喫茶店。田舎蕎麦のある韮山の御蕎麦屋さん。徳倉の石窯ピザのランチのお店。汗をかくほど辛いけど美味しい麻婆豆腐の中華料理屋さん・・・冬、バイクで冷え切った体が温まるトンコツみそラーメンのお店。最初はびっくりしたホルモン焼き屋さん・・・・・・・・・・・・・・。

その代りに、風音はお惣菜を作り、タッパーに詰めたり、一食分をジップロックに小分けにして冷凍した物を独り身の礼司に渡している。

お互いに独り暮らしを助け合っている。お互いが相手にできる事を依存にならない程度に。



実は昔、小説(もどき)を書いていました。

チャットを利用して、話を書いたりもしていました。


小説家になんぞなれない様な駄文ですが、バイクやビックスクーターの楽しさを書けたらな

と思っています。

また、実在する、もしくはモデルになる店、人物も登場予定ですが、

このブログの小説はフィクションですのでスポンサーの方以外のクレームは一切お断りいたします!


↑このネタがわからない方は、”俺がハマーだ!”で検索してOPを見て、

ネタ元を確認してください。


後、個人的にワイルド7のファンですので敢えて書かせて貰います。

”オートバイは正しく乗りましょう”



「バイク?危ないだけじゃない?」

風音は何度その言葉を聞かされてきただろう?

高校で、バイト先でそして進学した大学でも。

「屋根は無いから雨じゃ乗れないし、夏は暑いし、冬は寒いだけじゃない。何が楽しいの?」

乗ってみればわかるのに・・・。


「・・・・・・・にゃ~・・・・・ふに・・・。」

バイトの予定もない土曜日の早朝。風音は目を覚ますと猫の様に大きく伸びをする。

雨戸を開けると予想よりもいい天気が広がっていた。

三島大社の桜の見ごろもそろそろ終わりが近いこの頃は、国道136号線の渋滞も少なく

なってきていた。気温的にバイクで走るには一番楽しい時期だ。

時計を見ると8時過ぎ。ちょうどいい時間だ。

風音はウォークインクローゼットに飛び込むとバイクを乗る時の衣装-

ソフトプロテクター入りのジャケット、ジーンズに着替える。

ハイカットのブーツのスニーカーを履くと、お気に入りのバッグを掴んで部屋を飛び出す。

屋根付きの自転車置き場に鎮座している愛車、ヤマハ マジェスティのカバーを外し、

賃貸マンションとしては珍しい物置にカバーを収納する。

マジェスティを自転車置き場から駐車場に移動してサイドスタンドを掛ける。

シートを開け、アライのジェットヘルメット、ニーガード、グローブを取りだし、バッグを収納する。

エンジンを掛け、暖気する間にヘルメット、ニーガード、グローブを装着する。

「よっと・・・・。」マジェスティに跨ると、発進前にミラーを調整しゆっくりと駐車場から出る。

国道一号に出ると箱根方面に上がっていく。

この辺りは信号の関係でいつも流れが良くない。でもその間にゆっくりエンジンも駆動系も風音も

ウォーミングアップできるのだから、気にならない。

松並木のあたりからペースを少しずつ上げていける。でも無理は禁物だった。

温まっていないタイヤ。

サンデードライバーや他県ナンバー。

それに焦らなくても、穏やかな気候を感じながら走っているのが楽しいのだから。


伊豆縦貫道のインターを過ぎ、ラーメン屋横の信号を過ぎるとしばらく信号はない。

新しくできた青果市場の横を通過すると段々と勾配がきつくなる。

のんびり走るのは好きだけど、後続車をイライラさせるような真似はしたくないから

左のハンドルに装備された、I-Sのスイッチでシフトダウンしてある程度のペースを

保つ。登坂車線が現れるがここでスピードを出すのは危険でもある。

この先の右カーブの手前で時々スピードの取締りがあるのだから。

今日は取締りはなかった。有ったとしても捕まるような走り方はしていない。

この先は山中城跡まで1車線に戻る。大型トラックや慣れないドライバーに前を塞がれたら

追い抜くことはできない。今日も他県ナンバーの車に前を塞がれる。でもそれはお互い様。








2日間借りたマジェスティですが、これが結構速いんですよね。


いつもは、熱海峠から亀石までしか行かないのですが、楽に天城高原まで行けました。

日曜日は、午前中1回、午後に全線パトロール・・・・。

天気予報が雨だったので、今日はバイクが少なく、車ばかり。

でも事故が無かったので良かったかなと。


マジェスティのいいところ

・ハザードが有る

・疑似ATでシフトダウンができる

・コーナーでも安定している

・ライトが明るい


でも、取り回しは重いし、何よりも値段が高い・・・・。

それに軽さでは、フリーウェイに軍配が上がります。


誰かを後ろに乗せるなら、新型なのでしょうけどね。