釈迦如来の御身(おんみ)は金色(こんじき)にして三十二相を備(そな)へ給(たま)ふ。彼(か)の三十二相の中に無見頂相(むけんちょうそう)と申すは、仏は丈六(じょうろく)の御身なれども、竹杖外道(ちぐじょう げどう)も其(そ)の御長(みたけ)をはからず、梵天(ぼんてん)も其の頂を見ず。故(ゆえ)に無見頂相と申す。是(これ)孝養第一の大人(だいにん)なれば かゝる相を備へまします。
(平成新編0815・御書全集1046・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1198・昭和定本[1]0943)
[建治01(1275)年04月(佐後)]
[真跡・京都本圀寺外三ヶ所(10%未満現存) 身延曾存]
[※sasameyuki※]