法華経第五の巻には、末法に入(い)りては大鬼神、第一には国王・大臣・万民(ばんみん)の身に入りて、法華経の行者を或(あるい)は罵(の)り 或は打ち、それに叶(かな)はずんば無量無辺の僧と現じて一切経を引いて すか(賺)すべし。それに叶はずんば二百五十戒 三千の威儀(いぎ)を備(そな)へたる大僧と成りて、国主を すか(賺)し 国母を たぼらかして、或は なが(流)し、或は ころ(殺)しなんどすべしと説かれて候(そうろう)。
(平成新編1567・御書全集1425・正宗聖典----・昭和新定[3]2244・昭和定本[2]1881~1882)
[弘安04(1281)年08月22日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]