先づ日蓮聖人の本意は、法華本門に於ては曾(かつ)て異義有るべからざるの処、其の整足(せいそく)の弟子等、忽(たちま)ちに異趣(いしゅ)を起こして本門を改変す。況(いわ)んや末学等に於ては、面々異轍(いてつ)を生ぜり。故に日興の門葉(もんよう)に於ては、此の旨を守って一同に興行せしむべきの状(じょう)仍(よ)って之を録す。
(平成新編1867・御書全集1601・正宗聖典0535・昭和新定[-]----・昭和定本[-]----)
[延慶02(1309)年(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]