私は40代ですが、援助交際という言葉は学生の頃にはありませんでした。その頃は売春とか売りという言葉で表現していた記憶があります。なので学生の頃に援助交際という言葉を耳にした事はありませんでしたし、いつぐらいに援助交際という言葉が生まれたのかなとか、どういうきっかけで生まれたのだろうかと思うことがあります。売春とか売りという言葉に比べるとストレートではなく柔らかい表現ですがしている行為は同じです。
同じ行為でも表現が違うとまるで別の行為のように聞こえますし、それが罪悪感とか罪の意識を薄れさせてしまっているのかもしれません。若い女性が魅力なのは男性としてわかりますが、援助交際の経験はありませんし、勿論これからもしたいとは思いません。
援助交際なんて軽い気持ちで行うものではないと私は声を大にして言いたいです。自分の身体を商品として金銭と引き換えにすることなど、決して簡単にやって良い事だとは思えません。ですがごく普通の恋愛と同じような感覚で関係を持ってしまう若い人が多いのは事実ですし、それでお金を手にできることをラッキーだと考える若い人さえいます。
だた若い人たちばかりを責めるのも酷な話で、そもそもはその相手をする大人こそに問題があります。ですので世の中からよこしまな気持ちで未成年の児童と性的関係を持つ大人たちを、できることなら一掃したいものです。とはいえそんなことができるはずもないので、より厳しい罰則を与えるなどして、少しでも良いから援助交際が減ってほしいと思います。
援助交際を行う理由は人それぞれだと思います。ですが、個人的には学生時代に交際できなかった人などの疑似恋愛としての要素が強いのではないかと思っています。学生時代にできなかったことを大人になってからやる、そんな感じですね。もちろん合法の風俗などでもそういった体験は出来るんですが、相手がすでに成人していることが多く、リアリティーがイマイチなんですよね。
風俗嬢がどんなに若かったとしても、学生ではないんですよね。なので、よりリアリティーを求めて最終的に援助交際に手を出すんじゃないかと思っています。私は援助交際をした経験は無いのですが、そう考えると非常に納得でき、かつ気持ちが良く分かります。なので、悪いことではあるんですが、頭ごなしに否定はできません。
突然後輩から相談があると言われ飲みに行くと、妹が援助交際をしているので相談に乗ってほしいと言われました。本当に突然のことで驚きました。高校2年生の妹は大阪府内の公立高校に通っていて、半年ほどインターネットを使って援助交際をしているそうです。後輩は、たまたま妹のスマートフォンをみてしまい、問い詰めたところ悪びれもせず白状したとのことです。妹いわく、みんなやっているので特別自分だけが悪いわけではないというのです。
後輩には、多感な時期に強い口調で言うとますます意固地になるため、いかに悪いことかではなく、自分の価値について冷静に話すこと、あくまで反対をしているというスタンスではなく、公平な立場で話すことをアドバイスしました。あれから3ヶ月経ちましたが、まわりの友人たちがやめ始めたことで妹さんも冷静になり、アルバイトを始めたそうです。おそらく妹さんは何年か後、猛烈に反省し自分自身が嫌になると思いますが、強く乗り切ってほしいと思います。
