披露宴内で、司会者が新郎・新婦さんの
生い立ちやなれそめを紹介する、
プロフィール紹介。
以前司会を担当した新郎・新婦さんから、
ちょっと面白い紹介方法を依頼されました。
その方法は・・・
「司会者さんから記者会見風に私たちに
質問をしてほしいんです!」
というものでした。
この新郎・新婦さん。
親族と友人を50人ほど招いての
披露宴をすることにしました。
アットホームな雰囲気にはしたいけど、
スピーチや余興をお願いするのは気が引ける。
でも、何か楽しんでもらえる方法はないかと
あれこれ考えた末に、
司会者である私に自分たちのなれそめを
記者会見風に聞いてほしい!
という依頼に至ったんです。
今さら一人一人に自分たちからなれそめを
話すのもちょっと大変だし、
だったら記者会見風にしてゲストが
聞いてみたいと思しきことを
「自分たちで答えたら盛り上がるのでは?」
と考えたんだそうです。
確かに、新郎・新婦さんのなれそめって、
私自身も打合せの時に一番聞いていて
幸せな気分になってしまうトピックです。
それを、司会者がきれいにまとめた紹介で
サラ~っと話してしまうより、
記者会見風にしてみるのは面白いですよね。
そしてこの演出は、ゲストへ負担をかけずして、
楽しんでもらえるものになったんです。
新郎・新婦さんと打合せの際に決めた、
司会者からの質問内容はこんな感じでした。
・出会い
(おふたりはマッチングアプリで出会っています。
そこで、何がきっかけでアプリに登録したのかも
合わせて質問しました)
・第一印象
・お付き合いの中で忘れられない出来事
・お互いの好きなところ
・プロポーズの様子
・どんな家庭を築いていきたいか
さらに、ゲストにも質問タイムを設けて、
司会者とは違った切り口での質問を
投げかけてもらいました。
これが、大盛り上がりだったんです。
新郎さんの友人からは、
「彼は朝が弱いのですが、○○さんの
起こし方が最高だと言ってました。
どんな風に起こしているか教えてください」
という質問があったり。
新婦さんの友人からは、
「お互いに結婚を意識したのはいつですか?」
なんていう質問もありました。
そしてこれは私からの提案で、
この記者会見風のなれそめ紹介の結びには
結婚指輪をゲストに披露する時間も
設けちゃいました。
その光景は、さながら芸能人の結婚会見にも
引けを取らないくらい堂々とされていたおふたり。
正味10分ほどの記者会見タイムでしたが、
会場内もとってもアットホームな雰囲気になって
新郎・新婦さんの希望が叶うお手伝いが
できたようで安心しました。
私自身も、これでまた一つ新郎・新婦さんの
プロフィール紹介方法に引き出しが増えて
ありがたかったんです~。
これから結婚式という新郎・新婦さん。
記者会見風のなれそめ紹介、
密かにおススメです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。