ーmethamphetamist. -21ページ目

独り言呟きまたそれに近い何か


白い鼓膜を飾りたてて
新しい君の声に歓喜の声を上げる
灰にまみれた壁に見覚えがありすぎて
むせかえる
止まらない吐き気に嫌気がさして
意識を手放してみる



組み立てた歯痒い文章を電波に乗せて
君に届けることは
それはそれは容易いことで

きっといつしか調子に乗っていたんだ


ずっと伝えたかったことも聞きたかった問いもあの日泣いた訳も何もかも

君を前にした途端、
僕の口から出てこれた言葉なんてひとつもなくなったんだから。