2月2日、本日は節分らしい。


おいおい、毎年2月3日が節分じゃないか。今年に限って一体どうしちゃったんだい。

そもそも「節分」というのは “記念日” であるバレンタインデーやらクリスマスやらとは違って、あくまで “季節の変わり目の日”

つまり日付には大した意味がないのである。
したがって、日付は必ずしも2月3日で固定ではなく 公転周期と暦の関係で1日前後することがある。

…などと、当然のように述べたが、節分が2月2日に訪れるのは、どうやら実に124年ぶりのコトらしい。
ワーオ、とんでもないレアな日。

「ああ…これは生きている間に2月2日の節分は2度とないかもしれない…」

と思ったら、今後は当分 4年おきにやって来るイベントらしい。
だから、次に2月2日の節分が来るのは2025年。

やったぞ。おそらく生きている。


いずれにせよ、今日はスペシャルな日だ。
こういう特別な日付には、決まって えっちなイラストがTwitterのタイムラインを賑わす。
毎年、節分には 口いっぱいに恵方巻きを頬張ってモゴモゴする女の子やら、虎柄の腰巻きを纏ったお姉さんの絵が 約80恒河沙くらい投稿されている。

…毎年毎年、なんとマメな方々だろう。
彼らのおかげで、節分はスッカリえっちな日である。

マメといえば。


日本には、一年を通して たった一日だけ
 大豆が【食物】から【凶器】に変わる日があるらしい。

節分の一大イベント「豆まき」だ。
『鬼は外、福は内』のアレだ。


何故?

冷静になって考えてみれば、かの暴虐な鬼を撃退するアイテムが「少々の炒り豆」というのは、かなり無理のある設定ではないか。
編集からストップが掛かるレベルである。


「その炒り豆は 何の戦術的優位性 (タクティカル・アドバンテージ) もない。」

昔話の世界なら いざ知らず、
現代まで生き延びてきた歴戦の鬼が、
たかが炒り豆の投擲に見舞われて撃沈というのは
些か納得がいかない。

われわれ人間としても、せめてサブマシンガンで迎え撃つくらいのポーズを見せてやらないと、鬼の面子が立つまい。

どうしてこうなった。


せっかくなので 
〈 鬼を撃退するアイテム = マメ 〉
という図式が どのようして確立したのかを調べた。

結果、何とも興味深い 2つの説が浮上した。

①「する」説

マ… メ… で 「魔滅」と書いて「マメ」

退治…魔滅
それ以上いけない。


②「粒がデカいから」説

そもそも穀物には霊的なチカラが宿るとされ、米や麦などにも魔除けの効果があるというのだ。

言われてみれば たしかに。古事記によると 穀物は神の身体の一部であったような。

では何故、豆だけを投げるのか?

その答えは、ズバリ…



・粒が大きくて投げやすいから

・投げて鬼に当てやすいから



結局 戦術的優位性なのかい。


ということで、まとめると
えっちなイラストを 投稿せよ。

モンタ