あるお客さんに、

「子供の気持ちや考えが理解できない」

と相談されたその内容が、いたたまれなかった。


30代後半の、お仕事に子育てに家事と

頑張っているシンママさん。

「中1の娘が理解不能で……学校でもうまくいかないみたいで……」

聞けば、不登校気味になりつつあるらしい。

そして、ママさんには、その原因が分からないと言う。

「最近では、お嬢さんと、どんな会話をしましたか?」

と聞くと、こんな感じ。

ママ:学校はどう?
娘:つまんない
ママ:どうして?
娘:キライなヤツしか居ないから。
ママ:……。

あぁ、確かにこれは、難しいのかもしれない。

「この子に、親としてどんなことを話せばいいのか」

「なぜ、周囲の子をあんなに嫌うのか」と。


ママさんは悲しそうに、批判的に、

娘の″異常″について、

いくつかのエピソードを語った。

ママさんから見れば、お嬢さんは異端なのかもしれないが。

まず、その嫌悪感情や、

歩み寄る(理解しようとする)姿勢が無いって雰囲気に

お嬢さんは気付いてるんだろうなぁ。


ママさんのお話しを、お嬢さんの立場から推測するに、恐らくこうである。

・例えばポケモンは、人間とモンスターが逆の立場だったらと考えると、人間の身勝手さが気持ちわるい。嬉々として流行る世の中に納得出来ない。

・学校の先生もママも、わたしの(哲学的な?)疑問に答えを持っていない

・(先生の生徒に対する微妙なヒイキや、ママの悪感情など)周囲の人たちの嫌な面が、見え透いてしまう

・同級生たちが、浅はか で、下品。同級生のLINEに加わりたくない


でも、異常な行動などは無いとのこと。

……うん。


要するに、ちょっと賢い子の、単なる厨二病。

この単なる厨二病が、普通の父母さまがたにとって

意外と理解不能だったり厄介だったりするんだなー、と

改めて思わされた。

プライドが高くて難解で気味が悪い思考回路、

みたいな感想を述べるママさんは、

後日、お嬢さんを連れてきた。

お嬢さんを理解することが面倒らしく、

サジを投げた。 ……こっちに投げてきた。

店頭にて「娘と直接、話してみて下さい!

 本当にヘンなんです!」と

お嬢さんの目の前で言い放つママさん。


果たしてこの母娘が分かり合うには、それぞれに

なにをどう、伝えれば良いと思いますか?


そして、

当店はリラクゼーションサロンなんで、

出来るだけ静かに過ごして頂きたいと

思うのであった。


また機会があれば後日談も含めて

日記として記してみようと思う。