大麻は体に悪くないとsnsで拡散している人たちに思うこと。

大分久しぶりのブログ投稿になります。

私は大麻に限らず違法薬物は全て依存性がかなり強く体に悪い、人生が崩壊するなどといった教育を受けて育ってきたのですが、昨今の世界中での大麻の合法化に便乗して大麻は害も依存性もないとよく聞くようになり大麻の安全性をうったえる人をYouTubeを初めsns上でよく見かけます。

私自身大麻の知識はそれほどあるわけではないので彼らの言っていることがどれ程正しいのかはなんとも言えず、その論点で論じるつもりはありませんが仮にその内容が全て正しいものだったとしてもそれをsns上で広げるというのはどうも賛成できません。

理由は単純に一つ、「現時点では大麻は日本で違法」だからです。
そしてこの事柄から真実を伝えることが必ずしも正義ではないという考えにいたりました。
何故か？日本で合法化するかどうかもわからない(いずれ合法化するという意見もある)状態にありなおかつsns上で簡単に入手できてしまうおぞましい光景の中で例えそれが事実であろうと入手を助長するような発言をするべきではないからです。

もちろん発信している側はそんなつもりはない、入手を助長するわけではないと発言している。といった意見もあるでしょうが私はそれはただの責任のがれするためだけの発言だと思います。

分かりやすく例を挙げるとすると
とある道端にスイッチがあります。押そうと思えば誰でも押せます。ただしスイッチを押すこと自体が犯罪だとします。その理由は押すと爆発するからです。しかし調査の結果爆発はしないものと判明します。
「このスイッチは爆発はしないものだけれど押すことを助長はしない」と誰かがsns上でこの事実を広めました。
果たして本当にこの発言を聞いて押さない人が一人もいなかったのか？

答えはNOです。
犯罪と知りつつ押した人だけが悪いのでしょうか？私はそうは思いません。
大麻の合法化、sns上での大麻の無害性の拡散その全てが理由かはわかりませんが、近年若者を中心に大麻事犯の検挙数が増加傾向にあるようです。

大麻に害がない事が事実だとして、それを広めるメリットが一体どこにあるのでしょうか？仮に何かしらのメリットが論じられていたとしても犯罪行為を助長するといったデメリットを上回ることはあり得ません。

大麻自体に害がなくても違法ディーラーに手を出して大麻を所持し、大麻事犯になることを助長する行為自体が私は害だと思います。

そして違法薬物の加害者という名の被害者を増やさないでいただきたいと切に願います。