軒の野地板を張るところからルーフィングを貼るところまで、作業が大変すぎて余裕がなく、うっかりまるで写真を残していませんでした。
軒桁を使って掛けていた足場を外し、建物外側に脚立足場を掛けての作業。野地板1枚毎に脚立足場を左右に移動させるのが手間でしたが、何とか終了です。
ログハウスキット材料はここまででしたが、断熱対策・特に冬の寒さ対策で、材料を手配して二重屋根にしました。
二重屋根にする前にロフトの手すりのエンドポストを天井に結合(屋根からコーススレッド留め)しなければならないので、ロフトの床張りをしてそれを足場にエンドポストを据え付けました。よく考えたら野地板を張っている最中に作業をすれば簡単だったのですが、完全に蓋をしてからの作業だったので、ロフトに上がったり屋根に上がったりを繰り返す効率の悪い作業となりました。ですが、初めて出来た床に大満足です。
で、二重屋根の施工。
最初に乗せた垂木の位置に合わせ、野地板の上から45mm角の垂木を打ち付けます。そしてその垂木の間に厚さ25mmの断熱ボードをカットしながら嵌め込んでいき、JASコンパネで蓋をしました。
と、文章では簡単ですが、寸法を実測してカットし打ち付けていくという作業で、重いコンパネを屋根に上げたり下ろしたり、寸法が数mm違ってまた屋根から下ろしてカットしたり、不安定な足場の上でコンパネを身体で押さえながらコーススレッドを打ったり、コーススレッドも配線を打ち抜かないよう位置に細心の注意を払ったりと、究極に大変な作業でした。
そして足場。
木枠梱包の荒材を使った足場は足を掛ける面積も少なく(荒材の横側10mmくらい)、中国の竹製足場に匹敵するデンジャラスさです。落ちたら大怪我なので、集中力は高まりましたが(笑)。
手間取っている間に時間は過ぎていき、ゴールデンウィークに突入。外壁塗装を家族が手伝ってくれました。
手が届く箇所だけ塗ってくれたので、見事なツートンカラー。チョコレートがかかったクッキーのカラーリングです。塗り残しは、後日脚立を使って自分で施工しました。
屋根を貼り終わったら、ルーフィングを貼っていきます。
ルーフィングにはアスファルトが染ませてあり、これが防水の役割を果たします。重量があるので地上で必要な寸法をカットし、屋根の上に持って上がって敷き詰め、タッカーで留めていきますが、これも1人作業なので困難を極めます。
誰か押さえたり持ってくれたりする人がいないと、本当無駄な手間と時間がかかるものです。
別の日も息子を連れて現場へ。
工具や材料を入れているコストコ倉庫も物が溢れてきたので、二重屋根の端材で造り付けの棚を設置しました。
立体的に収納すると、スッキリしていいですね。片付いた上に物の所在が一目で分かるようになりました。
さらに端材を使って、子供のおもちゃ箱を製作。ちょっとデカ過ぎたか。
そして屋根材のアスファルトシングルを貼っていきます。
薄く平らな小石を吹き付けた瓦なのですが、これにもアスファルトが染ませてあります。
アスファルトシングルは短いコーススレッドを打ち付けて固定するのですが、アスファルトが太陽の熱で溶けて瓦同士が溶融すると共にコーススレッドのネジ穴を塞ぐので、防水の役割を果たすことになります。アスファルトルーフィングも同様で、ネジ穴から雨水が侵入しないようアスファルトでシールするものです。
アスファルトシングル貼りも、軒に対して水平に1枚ずつ貼っていかなければならないのでひと苦労。
しかも5月の日光でもアスファルトが柔らかくなりどこにでもくっついてしまったり、黒い小石が吹き付けてあるので焼石の状態になり、熱くて手や膝をつけなかったりと、とにかく施工が大変でした。
何とか無事、全面貼り付け完了。
屋根工事の間にも休むことなく伸び続ける雑草。ため息しか出ません。
油断しているとすぐ、童話「いばら姫」の城みたいな状態になります。
たまの草刈りではまるで追い付かず(涙)。

















































































































