スピリチュアルや自己啓発に対して批判的な声も多いのはなぜでしょう?

 

スピリチュアルや自己啓発が批判される一番の原因は、
それらを学んだいる人の多くがこの資本主義経済社会の中で
実際に力を持っている人が少なからです。

 

簡単にいうとスピリチュアルや自己啓発には
現実逃避をして妄想の世界で自己満足をしたり
同じコミュニティの人同士で傷のなめ合いをしているように見えるからです。

 

はっきり言ってスピリチュアルや自己啓発の業界で
実際にビジネスとして成功をしている人というのは
スピリチュアルや自己啓発を学んでいる人ではなく
スピリチュアルや自己啓発を教えている人がほとんどなのです。

 

その理由は、
スピリチュアルや自己啓発の起源にあります。

 

スピリチュアルやヒーリングやセラピー、
コーチングやカウンセリングなど
いわゆる自己啓発業界というもののベースにあるのは
『実存主義哲学』になります。

 

『実存主義』とは簡単に言うと「主役が自分」という哲学。

 

つまり、
ソクラテスやアリストテレスなど古代哲学の時代の

「人はどう生きるべきか」

という人間全体を無視して

「私はどう生きるべきか」

を突き詰めた哲学です。

 

だから、

「答えは自分の中にある」
「あなたの中には無限の可能性が秘められている」
「自分の価値は自分が決める」
「自分だけの人生を謳歌しなさい」

など、
自分中心の生き方を賛美する考え方が土台なのです。

 

哲学者ジャン・ポール・サルトルは

「人間は自由という刑に処されている」

と言い切り、

「実存は本質に先立つ」

と主張しています。

 

つまり
この世界や人間には何か本質(意味)が先にあるのではなく
実存(各自の存在)が先にあり本質(意味)を決めている。

 

今ある自分の姿に縛られることなく自由に自分を作れると。

 

これだけを聞くととてもポジティブで
人生を前向きに生きる勇気が湧いてきそうですよね。

 

しかし、
哲学の世界では実存主義という考え方は
すでに乗り越えられて過去の産物のなっています。

 

なぜなら、
どんなに自分が自由な人生を生きようとしても
人間は構造に規定されてしまうから。

 

構造をもう少し分かりやすく言うと、
自分を取り巻く現在の環境や
生まれ育った過程で身に付けた価値観などに
無意識のうちに縛られているのです。

 

ですから、
紙に目標を書いて毎朝読み上げるアファメーションをしたり、
自分の欲しいものの写真をいつも見えるところに貼ってビジュアリゼーションをしても、
ほとんどの人が経済的に豊かになれないです。

 

億万長者になった自分をイメージしたり、
南国でハンモックに揺られてトロピカルカクテルと飲んでる自分をイメージしても、
現実的に資本主義経済の仕組みの中で成果を上げなければ何も変わりません。

 

つまり、
実存(自分)よりも構造(世の中の仕組みや環境)と向き合わなければ

「私は億万長者になりつつある!」

と声高々に宣言しても痛いだけの人なのです。

 

そうやって、
夢のような臨場感がわかない目標を掲げさせられても、
現実に直面すると人は理想とのギャップに落ち込みます。

 

そんな時に、

「答えは自分の中にある」
「あなたの中には無限の可能性が秘められている」
「自分の価値は自分が決める」
「自分だけの人生を謳歌しなさい」

なんて言われると救われます。

 

そうやって、
人を焚き付けておいて現実とのギャップで落ち込ませ
またセミナーやカウンセリングを受けてもらうことで
夢を観させて一時的に気分を高揚させておいて現実社会に放り込むという、
いわゆるマッチポンプをしている部分が強いからです。

 

いつまでも、
構造に向き合わず自分には無限の可能性があると夢を見ていれば
いつまでもお金を払い続けてくれます。

 

だから、
スピリチュアルや自己啓発を学んでいる人の多くは貧乏で
スピリチュアルや自己啓発を教えている一部の人だけがお金を持っているのです。

 

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