大人気の絵本、
『りんごかもしれない』
お子さんにいい!とのことで
購入されたご家庭も多いかもしれません。
この本、
目の前にあるのは
りんごかもしれないけど、りんごじゃないかもしれない
あれかも、これかも、と
主体の男の子が想像していくのだけど
彼は「エポケー」しているんです。
哲学者フッサールが現象学を提唱するなかで
導き出した「エポケー」
エポケーとは、「判断停止」を意味します。
目の前にリンゴがある、と判断することを停止し
リンゴが「ある」
という風に、「ある」をいったんカッコでくくって存在を疑う。
(リンゴをくくってもしょうがない。その理由は割愛)
あたりまえに目の前にある事実を疑うことは、私達はしません。
それが目に見える具体的なものでも
目に見えない抽象的な概念でも。
いかにも嘘っぽいとか、
疑うに値するものであれば
疑うという思考が自然に起こるけれど、
当たり前(だと思ってること)をわざわざ疑うことはしません。
けれど、とても大事。
エポケーの書、と私は呼んでいます。
今日は月に一度、
思想の潮流を学ぶ日。
その前のランチ会で現象学の話をしてまいります。
◆輝く起業の始め方ファイブルール
9/29(土) 14:00-
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