新年のご挨拶をしておきながら、なんですが、
新年も旧年もへったくれもないという話をします。
年が明けた、なんだといいますが、
そもそも、そんな「時間の概念」というものが
はじめからこの世界にあったのか?というと、
答えは「なかった」です。
太陽が昇って人の頭上を通り、
地平線と呼ぶ辺りに沈んでいくことに
法則性のラベルをつけた人間が、
「時間」というものを何となく作ってみただけで、
それに「暦」というものを何となくあてがっただけで、
元々そんな概念はなく、いわば「あとづけ」。
だから、新年が明けた!といっても
別に昨日と何ら変わりない日がそこにあり、
それはただ誰かが作った「時間」というものが
「過ぎた」「来た」と決めてそう思っているだけです。
そしてめでたいと思う。いや、思いたい。
時間を決めて暦を決めて年月を認識して
その区切りごとを生きていることを愛でるから、生きていることを喜びたいから、
区切ったのです。
何故、生きていることを喜びたいのか?
人は必ず死ぬから?
いや死ぬ存在であることに真正面から向き合えないから、
生きていることを喜んで、
その事実=自分は死ぬ存在である、ということから目を背ける。
抱負を語ったところで、
目標設定したところで、
それを達成できるのはほんの一握りの人達です。
今いる現状、
その事実から目を背けないで真正面から向き合う人、
妄想の中に生きてしまわずに、現実を生きる人、が達成できる。
そんなとこです。