『刀剣乱舞』

刀剣の付喪神が人の形となり顕現され、歴史を修正しようと目論む敵と戦う姿を描かれたもの。

 

その元となっているゲームをプレイしたことがあり、尚且つミュージカル観劇は無料配信がされたものと真剣乱舞祭と呼ばれるものを一度だけ観た。

 

5月25日から始まった舞台『刀剣乱舞』の配信に、これまで遠ざけていたものをこの機会に観ることにした。

 

一作目からこの日まで観たものすべてが繋がっていて、その一作ごとに驚く展開やクスリと笑える一幕、そして感動と結末があった。

 

刀剣男士と呼ばれる付喪神たち。

彼らは己を顕現した審神者と呼ばれる主のために刀を振るう。

過去に遡り突如現れる敵を見つけ、倒し、時に歴史を正すために元の主を斬り伏せねばならないことさえある。

 

刀といえど人の形を得たものは感情という心を持つ。

笑うことも、楽しむことも、悔しいことも、怒ることも、悲しいことも、すべてが人と同じ…。

それ故の苦悩に頭を抱える者や、それすらも面白いと楽しむ者も。

 

彼らはどんな時も向き合い、悩み、そして前を向き続けなければならない。

 

足を止めてはいけない。

 

歩み続けなければならないのだ。

 

たとえ仲間を失ったとしても…。

 

大切な人の生を自身の刀で終わらせなければいけなくなっても…。

 

 

すべては歴史を守るために。

 

 

人というものは時に残酷だ。

 

鬼のように豹変し襲い掛かることがある。

 

ふと目を閉じて再び目を開けたときには何事もなかったかのように平然としている。

 

みなそれが当たり前かのように見過ごすのだ。

 

底知れぬ恐怖に背筋がぞっとする。

 

 

それを彼らは人の形を得て初めて知った。

 

 

だからこそ私は観たくなかったんだ。

 

だって泣かずにはいられないだろう。

 

彼らがどんな想いで敵に立ち向かい、元主と向き合い、そして仲間を想うのか。

 

何度傷ついて倒れても立ち上がる姿。

歯を食いしばり涙を流す姿。

喜び仲間と共に笑いあう姿。

 

何もかもが愛おしい。

 

 

配信を観ていろんなことを考えた。たくさんのことを学んだ。

 

大勢いる役者さんを知るという出会いもあった。

 

 

この『刀剣乱舞』という作品に出会わなかったら、きっとまた違う人生を歩んでいただろう。

それほどまでに大きな財産となった。

 

5月31日。

この日をもって舞台『刀剣乱舞』の配信は終了する。

最後まで彼らの活躍を見届けることが自分の、審神者と呼ばれる主の仕事だ。

これまで以上に成長した彼らを目に焼き付けよう。