ある程度年齢を重ねていくと一応「大人」ということになるのだけれども、自分のなかにいる「ガキ」みたいな部分はどうしても残るものだ。

大人といわれる年齢に達すると、誰かに叱られたりすることがあまりなくなる。
だから年齢に反して自分のなかの「ガキ」がどんどん増長していく。

たとえ叱られるとしても、仕事のミスで叱られるということであって、そんなものは何の痛痒もない。

お前の生き方や考え方はじつに甘い、まるでなっていない、ということを、たとえば仕事のミスなり勤務態度などをきっかけに会社の上司に言われたところで、これといってなんにも思わないのだし、まったく同じ言葉を返してやればいいとしか思わないのだが、これはまったくもって「ガキ」の態度である。

「ガキ」のころも、学校の教師なんかに叱られたところで、何も思わなかった。
たかだか大学を出た程度で社会人ヅラしている未熟なやつ、自分の延長線上にいる青二才が鼻息荒く憤っているくらいの感覚しかなかった。

相手に敬意がなければ叱られてもあまり意味がない。
私はいま尊敬できる人間が身近には一人もいない。
このままでは「ガキ」が増長していく一方だ。

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