✳カプカプしあわせ暮らし✳

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可愛いが過ぎるマイペース個性派息子と、性格も考え方も趣味も全然違う年下夫との暮らし

日常の事・思ったことを書き残すブログ

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妊娠中は悪阻でごはんが食べれないとかゲロゲロ吐く程重症ではないけど、常に乗り物酔いみたいな状態でぐったりしていた。思い返すと妊娠中は体の調子が絶好調って日がなくて、天気で言えば毎日曇り~雨。



匂いに敏感になって普段使っていた柔軟剤・シャンプー・ボディーソープ・芳香剤などが全部無理になって無香料のものに変えた。今まで好きだった香りが急にケミカルなムワッとした不快なものへと変化した。そして犬なみに鋭くなった嗅覚。香りモノ大好きだった私は「無香料のシャンプーとか誰が使うん??」って思ってたのに、無香料のキュレルに助けらた…ありがとう無香料製品開発してくれた人達。



食べ物はなぜかキャベツの匂いが無理になり、妊娠発覚前に漬けていた大量のザワークラウトを廃棄。あと揚げ物など油っこいものも気持ち悪くなるのであまり食べられず。トマトとヨーグルトとなぜかカレーうどんはわりと美味しく食べられた。



食べることが大好きで毎日食べ物のことばかり考えているタイプだったので、ずっと薄ら気持ち悪く食事が楽しめない日々は拷問だった。



仕事中は気を張っているため何とかなるが、帰りの電車~寝るまで毎日ぐったり。毎日ソファに転がってはひたすら空を見つめ、ラクになる気がして冷たいフローリングで丸くなり、『つわり いつ終わる』と一時間起きに検索する日々。何度検索しようとも結果は変わらないのに。



ソファで屍になった私に「虚ろな姿もかわいいね」

フローリングで丸くなる私に「お餅のコスプレしてるの?かわいいね」

つわりがいつ終わるか絶えず検索する私に「かわいそう・・・よしよし」と言いながら頭を撫でてくれる出来た夫。



家事も食事の準備もできないポンコツ状態の私に「なにもしなくていいからね。お腹で毎日子供育ててるんだから大仕事ね・・・女性は大変ね。男は呑気なもんね。変わってあげられなくてごめんよ」と言い、甲斐甲斐しく世話してくれる夫。優しい理解のある夫で本当に良かったし、この人と結婚して本当に良かったなと思った。



この状態の時に「おい、俺のメシは?」とか「妊娠は病気じゃないんだからさー」とか言うような夫だったら睡眠中に濡れたハンカチを顔に置いていたかもしれない。事件だ。産前産後の恨みは一生だということを世の男性は肝に銘じて欲しい。

















私の妊娠時の年齢は37。最近は30代後半や40代での妊娠・出産も増えたけど、37が高齢出産なことには違いない。女性が高齢になるとダウン症、男性が高齢になると自閉症のリスクが上がるそうで。夫は20代後半なので問題ないけど、私は生物として子孫を残すには若くはないという現実。

 

 

出生前診断について賛否両論いろいろな意見があると思うけど、最初から出生前診断は受けるつもりでした。私たちというより、「私」の強い希望で。「もし万が一妊娠した場合は出生前診断を受けるし、それで染色体異常などがあれば諦める」と妊娠前に約束していたわけです。

 

 

出生前診断について調べていると【命の選別】【優生思想】という批判意見が少なからず出てくるし、その通りだとも思う。そもそも出生前診断で分かる障害はごくごく一部だし、健康な子が産まれたとて事故や病気で障害を持つことだってある。それでも、「産まれる前に障害があると分かっているなら、育てる自信はないし望まない」が私の気持ちでした。

 

 

私の通う産院は「37なんて全然若い!」という感じで出生前診断の話すらされなかったんよね。不妊治療にも力を入れている病院で堕胎処置自体受け付けてなかった為、出生前診断の話をこちらから先生にし辛く、自分で調べて認可外の病院でNIPTを受けることに。私の年齢だと認可施設で受けられたけど、認可外だけどきちんと遺伝子カウンセリングを行っている病院にお願いしました。

 

 

検査自体は血液を採取するだけで、費用はハッキリと覚えてないけど20万くらいだったかな。【20万】という金額って一見安くはないけど、命の選別の値段と思うと高くない。検査の結果がわかるまでの約一週間が本当に本当に長く感じた。入試の結果やHIVの検査結果待ちにはドキドキしなかったのに、NIPTに関しては結果連絡がいつ来るのか気が気じゃなかったな。

 

 

結局結果は何も問題なくて夫と心から安堵したけど、もし結果が違ったらどうしてたんだろう…と今でも思う。問題があれば諦めるって固い決意で検査受けたのに、【実際その決断ができたのか?そうなった場合産んでも諦めても後悔するんだろうな】って。エコーで動いて成長してる姿見てる分、そう簡単には決断できんだろうなと思うし、だからといって育てようって決意できた気もしない…難しい問題ね。

その後の妊婦検診で心拍も確認できた。心拍って音で聞くのかと思ってたら、画像のピコピコなのね。

心拍確認できたので母子手帳を貰ってくるように言われた。

 

 

母子手帳を貰いに行った際、助産師さんが色々優しく説明してくれたんやけど、助産師さんってなんていうか自愛に満ち溢れてるな。ママや子供の味方感が半端ない。優しさでできてる感じがする。

 

 

住んでいる市は子育て支援制度が充実してるので、色んなサービスや有料だけど助かりそうな制度が。子供の医療費無料は助かるし、ファミサポやヘルパーもうまいこと利用したいな。

 

出産後、仕事に復帰すること考えたら多分そういうサービス使わないと無理だろうなと。私の職場は電車で片道1時間半、夫は車で片道40分と、お互い通勤がなかなかに遠い。二人の職場の間をとって比較的通勤しやすい場所に住んでるけど、実家はお互い遠方で頼れないし、いけるのかこれ??

 

 

今の仕事を辞めるつもりないので保育園に入れることは絶対やけど、全国でもワースト上位の待機児童の多さ。そしてお互い朝6時過ぎには家出てるので、保育園の送りはどうするのか…とか。朝早すぎて保育園開いてないよね。その辺を夫と話し合った結果、ファミサポ使って送りをお願いするか、夫がフレックスで出社時間をずらすって事に。

 

 

そして、このコロナ禍における唯一良かった事と言えるテレワークの導入。弊社はコロナが落ちついた後もテレワークの選択肢を残すという話が出ている(完全テレワークではなく、週3テレワークで週2出社くらいなら可という噂)。もしそうならテレワークの日は私が送りも迎えも行けるので有難い。というか、完全出社だと時短勤務ができる3歳まではなんとか行けても、その後が無理な気がする。

 

 

どうしてもどうにもならなければ転職も視野に入れなきゃいかんけど、今の会社は給料も事務にしては悪くないし、なんといっても居心地がいい。人間関係良好で不満なく楽しく働いているので、出来たら辞めたくない。そして転職したら、今の給料や福利厚生と同条件の会社を見つけられる気がしない。求人見てたら、事務職こんな安いの?って案件がゴロゴロ出てくるし、私はもう30台後半だ。

 

 

夫「いざとなったら僕が転職する。嫁が楽しく働いてるの知ってるし、子供を欲しがったのは僕のわがままなのに、仕事辞めさせたり我慢させたくない。」

 

私「でも現実的に稼ぎが多いのは夫の方やけんなー。私が頑張っても年収越えれんし、夫の会社は福利厚生しっかりしたホワイト企業やけん勿体ない。他に働きたい会社が見つかって転職とかならいいけど、私の勤務地に合わせるためだけに転職ってのは得策とは思えん。」

 

夫「今の会社しか知らんから他の会社を見てみたいって気持ちもちょっとあるんよね。それに僕の方が転職には有利やと思う。今の仕事の経験活かせば、悪くない条件で探せると思う。でも、どうせなら今とは違う仕事してみたい気もする。」

 

私「夫はストレスに弱い&新しい環境に馴染むのに時間かかるやん。今の会社はわりとのびのび自由にやらせてくれるし人間関係良好やけど、うっかりブラックなとこ選んでメンタル死んでしまったら…と思うとそれが怖い。その点私はメンタル強いしどこでもやっていける。でも私が転職した場合は給料は今より下がる可能性の方が高い。」

 

夫「まあ確かに。とりあえずはすぐに転職って事はないし、その時その時考えようか。」


私「うん。もし別でやりたい事ができたとか、働いてみたい会社見つけたとかなら、それは応援する。」

 

 

ということで、子育てをリアルに考えたらいきなり壁が立ちはだかった感があるけど、なんとかなるやろう。というか、なんとかするしかないけど。世の子育てしてる人たちはすごいなと改めて思った。