ローザの薔薇薔薇日記
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ローザの薔薇薔薇日記


ローザの薔薇薔薇日記


ヤンセン親子



---ウルティマ・トゥーレ---

エスキモー同様、北欧にもこんな話がある。
伝説によると、北の果てには氷雪が全く無い世界、すなわち気候が温暖で、青々とした草木が茂る楽園がある。
その名を「ウルティマ・トゥーレ」と言う。
北欧の人にとって、そこが民族の故郷だという。

果たしてそんな世界が存在するのか。
そんな話を確かめに行こうとしたのが、オラフ・ヤンセンである。
ヤンセン親子は、1829年4月3日、小さい漁船に乗り旅に出た。

いくら春とはいえ、北欧の気候は厳しい。
特に春は突風を伴う嵐が度々襲う。
船出して間もなく、ヤンセン親子は暴風雨に巻き込まれてしまう。
流されるまま北極の海を数日漂った。

やがて風雨が止み一息ついたとき異変に気付いた。
水面が曲がっている。
目をこすってよく見ると、海面は上下左右に湾曲し、そのまま延びている。
あたかも、水のトンネルに入ったかのようだ。

もちろん夢でなく、その状態が数日続いた。
疲労が頂点に達した頃、どうやら水のトンネルを抜けたらしく、突然遠くまで見渡せる水平線が現れた。
元の世界に戻ったのか。いや、違った。
空に輝く太陽がやけに鈍い色をしている。
訳も分らないまま、数日間漂った。

ある日突然、ヤンセン親子の船に巨大な船が近寄ってきた。
見れば、巨大な人影が立っている。
身長はおよそ4Mはあるだろうか。
恐怖でかられていたヤンセン親子とは予想外な事に、巨人たちの性格は温和で非常に親切だった。
ヤンセン親子を遭難者として丁寧に扱い、自分らの国に案内したというのだ。

言語は分からないものの、身振り手振りで伝え合い、町の名は「イェフ」というらしく、そこへ案内された。
彼らはここで約一年間滞在することになり、言語も理解できるようになった。
どうやら巨人たちは、霞が掛かった太陽を神として崇拝しているようだった。

巨人たちは高度な文明を有しており、見たことも無い機械類、人間の頭ほどのリンゴ、建物は黄金に輝き、見事な装飾がされていた。
巨人の性格は陽気で、寿命は800歳前後まで生きる。
戦いは無く、平和な理想世界を実現していたという。

ある時、ヤンセン親子は巨人の王であり、大祭司が住む「エデン」という町に案内され、王に謁見を許された。
大王は一際大きな体格を持ち、神々しい威厳を放っていた。
大王はヤンセン親子にそれまでの経緯を聞くと、好きなだけ居てもよいと受け、また一年間、合計2年間過ごすことになった。

巨人の世界を満喫したヤンセン親子だったが、いつまでもいるわけにはいかず、元の世界に戻る事になった。
それを知った巨人達は別れを惜しみ、多くの金塊と異世界の地図を贈った。

ヤンセン親子は水平線を目指し進むと、再び水のトンネルが現れた。
そこを数日かけて蛇行した結果、無事に元の世界に戻ることが出来た。
だが、何かが違った。
そこは同じ極と言えど南極だったのだ。
途方に暮れるヤンセン親子だったが、仕方ないのでノルウェーに向かい、北にひたすらこぎ始めた。
すると不運なことに嵐が襲来。
船は大きく傾き、金塊や地図もろとも沈没。
その時に父親までが死亡してしまった。

幸い一人助かった息子は氷山に乗って漂流しているところを、通りかかった捕鯨船に救助された。
彼は、乗組員にこのことを話したが、誰も冗談として信じず、あまりにも主張する為、精神異常があると判断され、病院に24年間監禁されてしまう。

そしてその後も漁夫として過ごしたあと、渡米し、死の間際ひょんなことで知り合った小説家ウイリス・ジョ-ジ・エマーソンに若い頃体験したあの世界の話をした。
彼は興味を示し本に書き上げ、1908年にスモーキーゴッドを出版した。


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地球が核エネルギーによって浮かんでる??

今までの地中最大到達地点はロシアの12キロで資金難を理由に打ち切り。

でも、ホントはいろんな言えない理由があったそうな(o;TωT)o"ビクッ

地球 チョコボール説


チョコボール

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