自分の身体に応えるって?①
「自分の身体に応えてあげられない辛さ」ってありますか。わたしは、いつもあります。具合が良くなってきた今もあります。この食事は合わなかったな、この服はかゆくなるな。タバコの煙が身体にかかるとかゆくなった。隣に座った人の、化粧や香水の成分で新しい建物に入って。。。あーだこーだ、身体が辛くなります。それは今も変わっていません。だけどアトピーがひどいとき、それを無視していました。頭で無視しないと、生活できないと思っていたからです。会社にいかないといけない。けど、スーツを着るとかゆくなって真っ赤にただれて、でも必死にスーツを着ました。必死にスーツを着て、満員電車に乗って、長時間パソコンの前に座って、また混んでる電車に乗って帰って、疲れてまともな食事もとれない。なんなら、ストレスで暴食。またかゆくなって。それをなんとかしようとお風呂に入ってみたり化粧品を試してみたり。とにかく全財産つぎこんで何とかしようとしていました。常に頭は症状に支配されていきました。そんなことを特に社会人になってから、逃げ場のないと感じる世界でまさにのたうち回っていました。さっさと降りたら良かったのです。今思えばそうなんですが、迷惑をかけるであろう実家の家族のことを私なりに思っていました。そして、実家に帰るとこれは一生なんともできないし、むしろ悪くなると直感的に感じていました。家族に心配されている気配を感じながら生活するなんて想像するだけで、体調が悪くなる。それほど過敏でした。それは、すでに高校時代に体験済みで福井の実家から大学は岡山を選んで遠ざかるほど「心配される」ということが苦痛だったのです。岡山に行ってから、しばらくホームシックになるくらい家族は大好きでしたが、体調を見られるということにとても疲れていたように思います。