その理解って欧米文化に特化していてアジアやアフリカの文化に対しては、まだまだ誤解があったりするような気がします。
その中でも、もしかしたら日本人が一番理解していない文化が
イスラムの文化なのでは?というわけで今回はイスラム文化圏での結婚を簡単にご紹介♪
イスラム圏での結婚は基本的に花婿と花嫁の側(花嫁とその近しい男性親族である代理人)の間の契約です。
イスラム圏では一般に男女の隔離が厳しいため親族やら知人を介して良縁を求める「お見合い」式が多数ですが、それなりに、一目惚れしたり見初めたり、という出会いを経た「恋愛」組もいます。
適当な相手をみつけると、花婿側と花嫁側で結婚の条件が話し合われ、離婚の条件などが取り決められます。
結婚の条件がクリアされることがわかると、花嫁側は「ヘンナのハンマーム(公衆浴場)」に女性たちを招待し、入浴してヘンナをつけたりむだ毛の処理をしたりして身支度をします。
結婚式の当日、最近では洋風なウェディングドレスを着る人も増えていますが、伝統的な刺繍の入った花嫁の服やスカーフもそれは美しいものです。
結婚式ではまず、契約をし、その後が披露宴です。
地域によって形式は異なりますが、裁判官(カーディー)、イスラーム法に通じた学者や長老とみなされる人、証人、家族など複数の証人の立ち会いの下で契約書の内容を口頭で確認し誓いを述べて花嫁花婿が著名をします。
そして音楽や食事つきの宴にうつり親類縁者で盛大に祝います。
結婚式の翌朝、花嫁が初婚である場合には、処女の証である血のついた布を示すことが求められます。
これが示せない場合は花嫁が結婚の条件に違反したとして婚姻契約は破棄され、社会的に花嫁及びその家族の大変な不名誉とみなされます。
エジプトの女性作家は処女であるのに体質的な理由で血の布を示せなかった花嫁の悲劇を報告しています。
このために処女膜再生手術まで行われるといいますが、わかる範囲ではイスラーム法に処女の証の規定はみあたりません。
イスラム世界で広く見られるとはいえ、どうやら風習以上のものではないと考えられます。
またコーランによって四人まで妻を持つ事が認められてると言われますが、法的に一夫多妻が認められている国でも、ほとんどの人が一夫一婦で、現在では多くの国で一夫多妻に規制がかかっているそうです。
結婚はお祝いの前に契約だという発想は確かに合理的なのかもしれませんが
日本人からは、なかなか生まれてこないものですねσ(^_^;)



芸能人メッセージサービス