乳癌と肌荒れ | ~海を愛し海に守られた乳がん日記~

私は今年、2019年2月18日に

右胸の乳癌との診断結果を受けたのですが、

昨年の特に12月ぐらいから妙な体の不調を感じていました。

 

12月は年末で忙しかったこともあり、

忙しさの疲労による体調不良かと思い特に気にせず

いつも通りの生活をしていました。

 

まさか自分の体に乳癌があるなんて

夢にも思っていないので、いろんな不調を感じながらも

年末だし今年の疲れかなと思ったりしていました。

 

過去のブログにも書かせて頂きましたが、

私が”乳癌”という病の不安を感じ始めたのは

その後、右胸に自分で塊を見つけた時です。

 

私は海が大好きで年中サーフィンをするのですが、

ある日いつも通りにサーフボードに腹ばいになって

パドリングしていた時に右胸に違和感を感じたのです。

 

右胸が板にあたると痛いようなつっぱる感じで、

そしてその後ウェットスーツを脱いでシャワーを浴びている時に

自分で右胸に今までなかった塊があることを発見しました。

 

コリコリと動く塊でしたが、今までこんなところになかった・・

と思い、サーフィンしていても今までとは違う体調不良も感じていたので

そこから何となく嫌な予感を感じました。

 

そして新年の2019年を迎え、不安も増し、体調不良も続いていたので

1月に乳腺外科に予約をとろうとしましたが、予定が重なり予約が取れず、

翌月の2月8日に乳腺外科の予約をとり、やっと病院に行きました。

 

”新しくできた塊は気を付けたほうがいい”との先生の言葉を受けて

その場で針で採取して検査に出して頂きました。

そして10日後の2月18日、検査結果て”悪性の乳癌”と診断されました。

 

私の乳癌は手術後の病理結果で”6ミリ”の粘液癌とわかりました。

そんな小さい塊の初期の乳癌を自分で発見できたのは

サーフィンを通して海が教えてくれたと私は本当に思ってます。

 

”乳癌”かもしれないと感じた直接のきっかけは右胸の塊でしたが、

年末から続く体調不良のひとつに、私は”肌荒れ”がありました。

 

12月ぐらいから、いわゆる大人ニキビと言われる顎周りに

吹き出物ができ、「忙しいからかな」と思って生活を気を付けても、

治るどころか吹き出物は増えていきました。

 

お化粧でも隠せないし、吹き出物は増えて痛いし赤くなっているので

皮膚科に行ってお薬を処方して頂きました。

 

さすがに「これで治る」と安心していましたが薬の効果は感じれず、

逆に吹き出物は増えていたので「おかしい・・」と感じていました。

 

私はもともと疲れたりすると大人ニキビができやすかったこともあり、

その対処方法も自分で分かっていたので、その皮膚科の薬でいつも

肌状態は改善し、大人ニキビも治っていたのです。

 

それが治らない・・なんかおかしいと感じていました。

大人ニキビはホルモンのバランスが関係するところなので

婦人系の何か検査をしたほうがいいのかとも考えました。

 

そんな中、乳癌と診断され、怒涛の毎日が始まったのですが

気付いたら私の大人ニキビはすっかりきれいになくなりました。

 

右胸乳癌の温存手術での癌の切除は3月4日にしていて

3月13日からホルモン治療を5年予定で開始しています。

今も毎朝タモキシフェンを内服しています。

 

乳癌と診断されてからは必死の毎日で

肌荒れをきにしている余裕もなかったのですが

乳癌の手術後ぐらいから肌が落ちつき始めたような感覚で、

今、私の肌には大人ニキビはなくきれいな状態です。

 

私の乳癌は女性ホルモン感受性型でしたので、

乳がんと診断される前には様々な体調不良はありましたが、

大人ニキビや肌荒れも乳癌からのサインだったのではないかと

私自身は感じています。

 

体の中で発症する病は

きっと本人に伝えようと色んな異変やサインをおくってくると

私は今回本当に感謝とともに痛感しています。

 

そしてその”せっかくのサイン”を無視してはいけないと

身を持って経験させて頂きました。

 

今現在、乳癌や病の治療中で大変な思いをされていらっしゃる方、

もしかしたらと不安の中で情報を集めていらっしゃる方、

愛する大切な家族が癌や病と闘っていらっしゃる方、

 

様々なお立場や感情の中で感じるサインを

どうぞ大切に思って頂けたら私は勝手に嬉しいです。

 

私は手術後の放射線治療を今月5月2日に終え、

その後は痛みや痒みに苦戦している毎日でしたが

皮膚は変色して皮がめくれながらも落ち着き始めています。

 

毎朝のタモキシフェン内服も忘れず日課になり、

このホルモン治療の副作用のひとつである更年期のような症状には

まだまだ日々新たな症状を自分で確認しながら向き合っています。

 

私もホルモン治療を開始する時に”どうなんだろう?”と思っていたことで、

タモキシフェンを内服して2か月半の私の経験でご参考になればですが、

体毛の変化は私は特にありません。

 

私はほとんど全身脱毛しているのですが

そこから以前のように毛が生えてくるとかもないです。

 

私の場合は体毛の変化は感じていないですが、

私自身も様々な身体の変化は気になるところでもあるので、

体毛も含め、今後も私自身を観察して行こうと思っています。

 

乳癌、癌の治療は本当に大変です。

抗がん剤治療も本当にお辛いかと思います。

大変なことも辛さも痛みも自分しかわかりません。

 

その痛みや辛さを誰かにわかってもらおうとすると

私はますます辛くなったので、今はまだ時々意識して

「他人にわかるわけがない、自分にしかわからなくて当然」

と思うようにし、主人を含め求めないようにしています。

 

その分、自分の体のサインに日々心をかたむけ、

大切な身体と大切な自分のハートで感じたことは

どうぞ大切に対応し、ひとりでも何か幸運につながるように

私も祈っています。

 

サインに答えることも簡単ではないかと思います。

勇気もいるし行動もしなくてはいけません。

 

今回、私は乳癌を経験して、

やっぱり本当に辛かったし辛いです。

なんか重いものがまだ心に残っています。

 

ただ乳癌になったことで、私は新しく生まれ変わったので、

これからの新しい私の人生も楽しみです。

 

このブログも乳癌のその後も書かせて頂きながら、

ゆっくり日々の変化も書かせて頂ければと思います。

 

今、不安でお辛い方の毎日が

一歩づつでも半歩づつでも前に進み

安心して笑顔になれる日がきますように

心から祈り、応援しています。

 

 

 

 

 

感謝をこめて

 

 

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