「今まで心配かけたお母さんを安心させたい‥!」そう言って、今日四条大橋でKさんという女性がお母さんへの贈り物の絵を描かせてくれました。
ゆっくりと絵を見ながら「看護師をやっていましたが、過ちをおかして病院を辞めてしまいました。‥早くまた仕事先を見つけて、お母さんを安心させたい‥そして休みにはピアノもやりたい。今、一緒に暮らしている彼氏とゆくゆくは結婚したいのです。」Kさんは思い詰めた顔で一生懸命僕に話しました。
僕は「あなたはもともと元気な方なので黄色が似合いますね!」そう言って絵を描き始めました。
いろいろお話してKさんは落ち着いていきました。
「お母さんは賢い方‥ブルーが似合いますね。あなたやお兄さんを育てるために自分を犠牲にして来ました。これからはお母さんがご自分のために大輪の青い花を咲かせる時です。あなたはその周りを飛びかっている黄色い蝶です。」絵を描きながらそう説明すると、後から来た友達と手を叩いて喜んでくれました。
「早くまた看護師の仕事をやって、一緒に暮らしている彼氏と落ち着いたら結婚して、お母さんを安心させて大切にします。」Kさんは帰り際、穏やかな顔でそう言いました。