じゃがいものトルティージャ | 海外食卓日記@スペイン

じゃがいものトルティージャ

Tortilla de patatas(トルティージャ・デ・パタタス=ジャガイモのトルティージャ)

日本では、「スペイン風オムレツ」という名前で何かの料理本で見て作ったことがあるけど、その時は、本のとおりに作ったはずなのにあまりおいしくなかった。(本のせいにしているけど、多分私が失敗しただけ。)

ちなみに、通常トルティージャは、見た目はちょうどキッシュ位の厚みがある。

スペインに来てからは、トルティージャは外で食べる軽食の定番。トルティージャの中身は、ジャガイモ以外にもハムとかズッキーニとか、何を入れてもいいのだけれど、ジャガイモをこよなく愛する私としては、ジャガイモのトルティージャが一番おいしいと思っている。


材料の分量は、かなり大ざっぱだけど、テキトウでもおいしくできるはず。
**********************
材料(フライパン1個分)
 ジャガイモ 約4個
 玉葱 約1/2個
 卵 約4個
 塩、コショウ 各適量
 オリーブオイル(サラダ油でもいいかも、でも私はまだやったことがない) 
野菜の分量は、切りながら目で見て、フライパンに入る量に調節すること。具だくさんで、分厚いのがおいしいので、フライパンの半分以上を埋めるぐらいが目安だろうか。勿論フライパンの大きさにもよるけど。
**********************
おおざっぱな作り方
ジャガイモと玉葱を、塩コショウしてフライパンで柔らかくなるまで炒め、溶き卵をまぜて焼き上げる。

細かい作り方
1.野菜を切る。
  ジャガイモは5ミリほどの厚さのいちょう切り。
  玉葱は薄めのくし切り。
  切った野菜はボウルなどに一緒にいれて、塩コショウをする。
2.フライパンにオリーブ油をたっぷり入れて熱する。たっぷり入れるのがポイント。スペイン人のおばちゃんは、「えっ、これから揚げ物するの?」っていう位たっぷり入れていたけど、私は、大体フライパンの底から7ミリ位の深さぐらいまでにしている。
3.2のフライパンに、1の野菜を一気に入れて、蓋をし、焦げないように時々返しながら、ジャガイモが柔らかーくなるまで火を通す。
4.ジャガイモが柔らかくなったら、油を切って、ボウルなどに野菜を取り出す。ここで味を見て、塩が足りないようなら足す。
5.溶いた卵を4の野菜に混ぜる。
さて、この後いよいよ焼くのだが、ここからはあっという間。ひっくり返すときのために、平たい皿を近くに用意しておこう。
6.フライパンに適量の油(先ほどの残りを使うとよい)を熱し、5を入れて、卵が固まり始めるまで大きくかき混ぜる。
7.端のほうは焦げ付かないように、フライパンとの間に木べらを通し、形よくまとめる。この時に、裏がもう十分焼けているのを感じることができれば、いよいよひっくり返す準備へ。
8。表面はまだ卵がぐちゃぐちゃかもしれないが、裏さえちゃんと焼けていれば大丈夫。用意していた皿をフライパンの中のトルティージャにふせてのっけて、皿を片手で押さえ、もう片手でフライパンを持ち上げる。
9.いち、にのさん、でひっくり返し、トルティージャを皿に移す。
10.皿からトルティージャをフライパンにすべらせて戻し、もう片面を焼く。こちらもすぐに焼けるので焦がさないように気をつけて、できあがり!