こんばんは。野崎弁当です。


さてさて、この度7月1日に後輩グループであるReLITの1th Album『BLUE』が発売されました。

野崎弁当はその中の収録曲である『ジャンプ!!』について、有難いことに作詞という形で携わることができましたので、今回は、どんな気持ちを込めて『ジャンプ!!』の詞を書いたのか、この場を借りて少しだけ触れていきたいと思います。








2021年の11月、ReLITは東名阪ツアー「ジャンプ!!」を行いました。

それに合わせて、「ツアーの最後に歌われる表題曲の作詞をしてほしい」という旨のオーダーがあり、僕がそれを引き受けた形になります。

以前僕がMeseMoa.の『オペラグラス』を作詞した時は、あえてとても抽象的な歌詞にしましたが、今回はこういうオーダーがあったので、よりストレートに伝わる歌詞を目指して書いたつもりです。




「ジャンプ」というテーマの曲は世の中に沢山あると思います。

でも、「上を目指そう」「高く跳ぼう」「空を掴もう」というように、自分の上だったり、自分の上に広がる空に主眼を置いた曲が多いのかなと思います。

でも今回、僕はあえて、「自分の足元」や「地面」に主眼を置こうと思いました。



自分の立つ地面や土台がしっかりしていないと良いジャンプは出来ないと思いますし、どんなに高くジャンプしても、いずれ僕らは必ず地面に着地します。どうあがいても跳び続けては、飛び続けては居られないからです。

だから今回の歌詞には「上ばかり見るのではなく、もっと足元や地面を大事にすることが必要なんだよ」という思いが込められています。

そのため、「空」「上」「天使」「天国」「鳥」という言葉と対比させるように、「アスファルト」「地脈」「土」「下」「蛙」「花」といった地面や足元を指す単語が出てきています。

「地面や足元を大事に思ってほしい」ということには、「初心を忘れないで欲しい」という意味が含まれています。上ばかり見るのではなく、これまでの培ってきた様々な経験が自分の足場となっていることを忘れず、いつまでも初心を忘れないでいてほしいという思いがあります。



初心というものは忘れがちな物です。それは仕方のないことです。でも、せめてこの曲を歌う度に、これまでの軌跡や初心を思い出してほしいなという願いを込めています。

そのため、歌詞の中に、これまでのReLITが歩んできた歴史を散りばめています。

例えば、
「パレード」という単語はDDベイビーズ時代の楽曲『笑顔のパレード』を意識して使っていますね。このように、様々な部分でReLITそれぞれのメンバーが歩んできた歴史を歌詞に組み込んでいますので、是非リリッターの皆さんは探して見つけてみてください。




また、「地面や土台を大事にする」ことは、「自分を支えてくれる存在」を大事にするということです。
ここで言う「自分を支えてくれる存在」とは、ファンの方々、つまりリリッターの方々のことですね。

なのでこの曲は、ReLITとリリッターの方々が一緒に楽しめるように、リリッターに対して呼びかけるようなフレーズを多く使ったり、コール&レスポンスがしやすいような構成にしています(今は情勢的にコーレスが難しいですが、いずれね!)


ReLITとリリッターが一緒に走って跳んで、飛んでいけるような、そんな気持ちで作詞を行いましたので、是非歌詞も読んでいただければなと思います。