こんばんは。野崎弁当です。


漫画・アニメ・ゲームにおいて、特に好きなキャラクターや影響を受けたキャラクターの話をします。作品のネタバレにならない程度に書けるよう頑張ります。


今日は男性キャラクター編です。








●1 真柴智(ましば さとし)『聲の形』


漫画『聲の形』において最も好きなキャラクターです。ただし、映画版だと彼に関する描写がだいぶカットされて少なくなっていますので、原作の漫画を是非読んでいただければと思っています。かなり屈折した心を持つ人物で非常に闇深いのですが、その闇深さが気に入っています。生き方も、屈折している様も、その心が微妙に移り変わっていく様も、どの姿も印象深く、とても好きだなと思いました。公式ファンブックを読んでさらに好きになったキャラクターでもあります。








●2 浅葉秀明(あさば ひであき)『彼氏彼女の事情』


主人公の有馬くんも転校生の十波くんも芝姫家の一馬くんも好きですが、やっぱり一番好きなのは浅葉くんだと思いました。明るく奔放なキャラクターのように見えて、誰よりも孤独で、闇深く、でも誰よりも大人で、ずっとずっと有馬くんを支え続けている浅葉くんがとても好きです。有馬くんに限らず、登場人物たちの幸せを縁の下でずっと支え続けていた、とても素敵な人だと思います。ひたすら嫌みの無い自己犠牲に徹している人という印象なので、将来は幸せになってほしいなと思います。








●3 明智吾郎(あけち ごろう)『ペルソナ5』


美食探偵ではなく、ペルソナ5の探偵王子のほうです。賛否両論あるキャラクターですが、僕は無印ペルソナ5の時点で既にかなり好きでした。その後、追加要素ありの新生版『ペルソナ5ザ・ロイヤル』(P5R)をプレイしたことで更に好きになりましたね。
P5Rにおいて主人公と明智の対話が増加したことにより、相容れない立場でありながらも主人公に対して人間的な好意を抱いている、認めているという様がより強調されていて、更に後半の追加ストーリーでの活躍も相まって最も好きなキャラクターとなりました。これはほぼ余談ですが、ダーツとチェスが好きだという設定があるのもポイント高いです。一緒にダーツしたいし、一緒にチェス指したいです。








●4 斎宮宗(いつき しゅう)『あんさんぶるスターズ!!』


ストーリーに出てきたときには既に闇堕ちしており、傍若無人で気性も荒くかなり屈折している性格の持ち主ではありますが、自分の行動にちゃんと理屈があるところが好きです。また、一見身勝手な振る舞いが目に付くキャラクターですが、一つ一つの行動の奥底に人への優しさが感じられて、性根のところでは非常に情愛のある人間だというところがとても好きです。
とは言え相棒の影片みかと出会わなければただの傍若無人な人で終わっていた可能性も高いので、斎宮宗のことをほぼ介護同然で支え続けて心を解きほぐしてくれたみかちんには本当にありがとうと言いたい。
あと、身長と基本体重と血液型が僕と全く一緒だということも親近感があって好きなポイントです(177cm、59kg、A型)。







●5 アーヴァイン・キニアス『FINAL FANTASY Ⅷ』


「狙撃手は一人ぼっちなんだ……」というセリフが印象的な、孤独なスナイパー。詳しく言うとネタバレになるので書きませんが、自身はかなりしんどい境遇に陥っているのにもかかわらず、軽薄に見えるほど飄々と振る舞って笑っている姿が格好いいです。根は小心者で非常にまじめな人間なのも好感。また、親しい人に対しては非常に大きな優しさを内包している素敵な人物です。
孤独な境遇と自己犠牲に陥る思考回路は先程挙げた『彼氏彼女の事情』の浅葉秀明と似ていますが、浅葉がある種の諦めを会得しているのに対し、アーヴァインは常に葛藤しながら生きている印象。そういう意味ではアーヴァインのほうがやや人間臭いのかも。

また、作中の「ほら、よく言うだろ~? 人生には無限の可能性があるってさ~。 僕はそんなの信じてないんだ。」から始まるアーヴァインのセリフは幼い僕の心にかなりはっきりと爪痕を残した名台詞です。気になる方は是非プレイしたり調べてみたりしてください。







●6 刃霧要(はぎり かなめ)『幽☆遊☆白書』


立ち振る舞いがとにかく格好良かったキャラクター。原作ではそこそこおいしい立ち位置とはいえ出番は決して多くなく、セリフも少ないのですが、それが逆に羽霧が持つクールで虚無的で刹那的な性格を引き立てているような気がします。最初はそのクールさや虚無感に惹かれ、ただただ陰があって格好いいという理由で好きになりましたが、仙水編の後日談で彼なりの優しさもちゃんと存在しているということが判明し、また更に好きになりました。








●7 上杉秀彦(うえすぎ ひでひこ)『女神異聞録ペルソナ/ペルソナ2罪・罰』


表面上は明るくお調子者なムードメーカーだが、その実、繊細で傷つきやすくトラウマ持ちで、実は誰よりも人を拒絶しているのかもしれないというところが人間らしくて好きです。使用武器がリーチの長い槍というのも、人との距離感を保ちたい表れなのかも。
数年後の姿が描かれたペルソナ2では過去の悪い思い出も笑いに変えられるほど成長していて、過去の自分と向き合って前向きに生きられているところも好きな部分です。







●8 草摩夾(そうま きょう)『フルーツバスケット』


どう考えてもめちゃめちゃ辛い境遇にあったのにその中でここまでちゃんと生きてこれたというだけでも花丸をあげたい。粗野でぶっきらぼうな人間性が主人公の本田透によって解きほぐされていく様子が愛おしいですね。突っぱねている人間が人との関りや成長と共にどんどん素直になっていくという姿はとても良いものです。特に21巻から最終巻である23巻までの夾くんを取り巻く展開と結果が最高で、フルーツバスケットを読んで良かったと心の底から思いましたね。






●9 関ヶ原瑛(せきがはら えい)『十三機兵防衛圏』


13人いる主人公のうちの一人。自身の置かれた境遇は辛いもので、更にその境遇の中で過去の自分にも他人にも振り回されてしまうという苦労人。だが、そんな境遇に置かれてもなお親しい人を助けたいと願うその心が格好良かったです。大きな優しさを持つ反面それを表に出さずに他者に対して冷淡な顔を見せ、人の救い方も自己犠牲に陥っており、過去の自分にもがっつり縛られている非常に不器用なタイプの人物なのですが、そんな彼が最終戦に向かう直前、自分がどう生きていくか、自分がどういう道を歩むかを決断する姿は、非常に感慨深いものがありました。






●10 比治山隆俊(ひじやま たかとし)『十三機兵防衛圏』


十三機兵防衛圏からもう一人。こちらも13人いる主人公のうちの一人です。十三機兵防衛圏における一服の清涼剤のような役割でした。最初の頃は、女装した男を男と気づかずにうっかり恋をしてしまったことで延々と振り回され、それ以外ではひたすら焼きそばパンを食べているだけというただのネタキャラかと思うくらいコミカルな主人公なのですが、終盤には元々持っていた芯の強さが覚醒したのか、名台詞を連発する非常に格好良い存在となっていきます。その力強さに僕はとても救われました。個人的には、比治山のような陰の無いキャラクターを好きになるのは珍しかったりしますね。






★殿堂入り★



●井宿(ちちり)『ふしぎ遊戯』


●蔵馬(くらま)『幽☆遊☆白書』


●周防達哉(すおう たつや)『ペルソナ2罪・罰』


この3人関しては好きすぎて殿堂入りしたので、詳細については過去の自分が書いた異常なテンションの記事をご覧ください。

https://ch.nicovideo.jp/musumen/blomaga/ar536673