◆恋愛純情09◆ | 恋愛小説-Meru's story-

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◆恋愛純情◆


-*9*for you-



「 ごめん 」



静まり返った部屋に響く。


その言葉の答えは――NO。


私の告白に対しての、返事は〝ごめん〟だった。


頭が混乱してて、もう分からない。


「…え」


「本当、ごめん」


槇斗や唄の後に続くように、海李もドアに向かった。


なんで…。


私は、フラれたの…?


ギィィィ


扉が開き、海李の姿がだんだんと見えなくなっていく。


「待って…!!」


声が想う様に出ない。


縋りつきたいのに、自分がみじめすぎて、言葉を出すことも出来ない。


海李――。


バタンッ


分かってたのに、海李の友達に手を出すなんて、私ってば最低だ…。


誰も居なくなった部屋で、私は涙を流した。



バタンッ


扉が閉まった音。


きっと今も、結菜は泣いてる。


誰かに縋りつかなきゃ、結菜は一人でふさぎ込んでしまう。


今すぐに戻って、結菜を抱きしめたい。


それでも――俺は槇斗の友達だ。


裏切ることなんて、出来ない。


結菜、ごめん。


今すぐにでも振り返りたい衝動を抑え、俺は先を急いだ。



私はフラれた。


もう海李と会えないの?


私の自分勝手な発言のせいで。


槇斗の前で海李に告白して、それでフラれて。


もう私、ありえない。


生きてる資格なんて、無いのかも。


本当に最低だ。



槇斗とはもう終わった。


唄は私に呆れて、出ていった。


海李にも呆れられてしまった。



私は、もう一人だ。



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