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merryの毎日古着

古着がずーっと好きで今も現役で大好きです❗

古着屋をやってますが、古着屋めぐりもしますし、色んな古着屋さんで『カワイイ』『面白い』『変わってる』を探してます(^^)

古着の魅力を伝えるためのブログです♪

全然更新してないのに、書く内容が似たような事ばかりになってますね…


当店あと少しで9周年となります。

初めのお店の様子覚えてる方いるのかな?

初めは不慣れで、見にくい店内だったり、今みたいに所狭しじゃなくてガラガラの作りだったり。


私が作った羊毛のアクセサリーやリメイクがあったり。ミシンがあって店の中でリメイクを作っている時期もありました。


オーナーの母がお店に立ってくれて、居眠りしてたり 笑



初めの横浜のお店は大学が近くて、開業する時に大学生を見てたら、女の子は超タイトな短めなスカートにヒールを履いてるキレイめな子が多くて!

元々古着が廃れてると言われてたタイミングに古着屋を始めるというのに、大学生も店のテイストに離れすぎてる!!!


めちゃくちゃ焦ったのを思い出します 笑



OPENしてからは様々なご縁があり、昭和好きな方々に知ってもらったり。

そしてお店をやっていく中で、昔の日本人はすごくオシャレで明るい服もたくさんあった事を知りました。

(以前働いてた古着屋さんでは海外古着が好きだったから)


ファストファッションやモノトーン、無難な服装の流行りの時期もあり、私はモヤモヤしてて。

じゃあみんなにその時代のカラフルでステキな古着を知ってもらったら、そんな時代もあったんだ!日本の服面白いじゃん!しかも仕立ても良くて長く着れるし!

そんな私の得た気持ちを、知ってもらったら絶対楽しい!の気持ちから店のコンセプトが段々出来てきました。



元々友達と買い物に行く時、友達にこれ似合いそう!と思って勧めると、友達が買ってよかったよ!いつも良いの勧めてくれて楽しいと言ってくれてました。


また以前働いてた古着屋でも、ディスプレーまるまる買いをして貰えたり。

共感できるのも、誰かに似合うを伝えられるのもすごく楽しいなと思いました。


それに私自身が1人で古着屋めぐりをしてると、あーこれかわいくない?と共感したいのに今日は1人か~えーんって思って。

そんな、私もお客さんも一緒に共感したりテンションのあがる空間に出来たら。

そう思って走ってきました。


カラフルな古着は並べたけど…

なんでみんな合わせるタイツや靴、ベルトは黒や茶なの?

そんな私の疑問からカラータイツやベルト、ベレーやアクセサリーもカラー物(ここらへんは古着では集まらないので新品などで)を合わせて全体でワクワクするコーデにしたい!

こんな疑問だったり、色々自分が着てみたり取り入れてみて、段々とコンセプトが出来上がって行ったお店でした。


メンズもしっかり揃えてて。

私はメンズ古着も好きなのでレディースに取り入れたり、メンズのディスプレーを作ったり、もちろんメンズにも接客したり。

とにかく駆け抜けてました。


そして駆け抜けてた矢先、店上の倉庫が台風被害にあってしまい、今まで集めてきた在庫ほぼ全滅。

実はかなり苦しい時でした。

お店の更新時期も重なり移転を決意。

田端に移りました。



さて何故か歴史を書いてるけど…


田端移転とコロナ禍が全く被りまして…


田端のお店はたまたまスマホで検索しまくってたらステキな物件を見つけて、やはりこれは移転しかない!と田端へやってきました💦


コロナ禍だったけど横浜からのお客さんも多くて。

はじめましてのお客さんたち常連さんに支えられて、正直辛い時期もたくさんあったけど何とか頑張って踏ん張ってきました。


インスタライブや文章でもたくさん発信させてもらってますが、横浜のお店時代から言い続けてきた

「いつかお店に行きたいではなくて、あるうちに来て下さい!」

横浜のお店を終える時、たくさん共感いただいてかけつけて下さった方がいらっしゃいました。

なので田端でも来て下さった方、それぞれのペースで来続けて下さった方もたくさんいます。


お店はいつまでもある訳ではありません。

人が色んな気持ちを抱きながら作ってる物だからこそ、気持ちも揺らぐし、年を重ねれば重ねる程家族や家庭の事情等も出てくるとそういう事も考えなければならない。


横浜の時にすでにお客さんが遠のき始めていたけど、田端に移転して

今度はお客さんが悩みがちな合わせ方も発信してみようかなとやってみて。

また新しい楽しい空間になり賑わいが続きました。


しかし段々と減っていき始めて、どうしたら良いか悩む時期の方が再度増えてきました。


ほぼ9年間SNSに投稿して行く中で、SNSで見るだけで満足してる人が多いんじゃないかな?と思う様になりました。

そしてワーカワイイ!ってなってくれても、常にSNSではたくさんの情報が流れるから飽きるのも早いと感じます。

(移転OPENの際やイベント時等はすごく見て頂けますが、それが後日行ってみようにはなかなか繋がらない)

 

コロナ禍終盤よりさらにだいぶお客さんが減り始め、やっとコロナ禍が落ち着いた今。

来店が少ないというよりも来て頂ける方がほぼない感じだったりします。



突然ですか私は古着が大好きなので…

古着の醍醐味は

● 人と被らない

● 色んなお店で探し出すのが楽しい1点物

● デザインも面白い

だと思っていて


古着屋の醍醐味は

● 昔の活かしたデザインや海外の古着が今ここで買える!時を超えて買えてる~🙌

● 店のコンセプトによって、色んな古着が見つけられる

● 探し出した時が嬉しすぎる!

● お店の店員さんやディスプレーがステキで、憧れ&真似したい!合わせ方勉強になる~!

こんな気持ちで今も様々な古着屋を楽しんでまわってます。



今はどうでしょう。

割とSNSで商品を見てる気になってしまったり、たくさん古着屋さんがあって何か良いもの上がってたらネットで買おうかな。時間が合ったら見に行こうかなが多い気がします。


それって本来の古着屋の楽しさはどこ?


長年通販で応援して下さる方もいらっしゃるので(遠方で来れなかったり、子育てや様々な事情ももちろんあるので)、なるべく発信したいけどSNSどうなの?とずっと感じてます。


でもお店も知ってももらいたいので、すごく難しくはありますが…

SNS辞めようか?とも思います。


実は昨年からお店を辞めようと何回も思っていて。オーナーとも話を続けてきました。


明らかに当店の様な古着を着たいという人が減った様に感じるし、一時私は心が限界で昨年内でお店を終わりにしようと思っていました。


やっぱり自分が古着がずーっと大好きで、自分のお店でもカワイイ物を見たらテンション上がるし、

私はこう合わせたい!あのお客さんだったらこんな感じが似合う!楽しい!がなくなっていったからです。(来店が激減で)


何か商品紹介しなきゃ、気温が変わったから商品の入れ替えしなきゃ。

でも全然商品見てもらえてない!


でもいつ誰が来ても楽しく選べる様に、商品を入れ替えなきゃ準備しなきゃ。


こうなってくると商品の準備をしてる意味があるのかな…とさえ感じてしまう事が増えました。


でも何とか年をまたいで、それでも状況は対して変わらなくて。

お店の規模を半分にする選択をしましたが、それでも物量は変えず、今までと同じ感じできっと楽しんで貰えると踏ん張ってきました。


最近は長年の常連さん達が代わる代わる来て下さったりで、すごーく励みになって。


今年はやっと制限がないGWだし様子は変わるかも!と

やっと迎えたGWでうーん…とまたなって。 


そうなると今後は

田端でのお店は一旦終えるか

(移転か無期限休業)

完全に古着から撤退するか

SNSは辞めて頑張るか

今まで通り何とか頑張るか…


私の古着や店への想いが強いから、辛い判断…と感じますが、実はそうでもなくて。

意外と前向きと言うか。

またやりたければやるという道も良いかな?とか、違うことやってみようかな。とか…



SNSは「参考にしてます」もすごく言われますが、参考にして近くのお店と他のお店で買ってますと言われた事もあったり。

参考にしてますも色んな意味があって、全てが励みの言葉ではないと思うんです。


お店のコーデを始めたのは

お店にあるものを知ってもらいたい。合わせ方がわからないという悩みが多いから、お店でこんなコーデ出来るよ!という発信です。

お店を知ってもらいたくてやってる事だけど、悪気がないのはわかるけどちょっと違う方向で捕えられてたり…

参考にしてて、お店に来てもらえないと悲しい。


いつも見て頂けてすごく嬉しいけど、見てもらいたい訳ではなくて、見たきっかけで行ってみよう。着てみたい!それに繋がって欲しい。


でもそれがSNSを始めた当初と比べて段々違う方向に行ってるのと、

段々と時代も変わってきてるのと。

物価も高くなったり。

コロナ禍で整理をして服を捨てたり手放してて気持ちが変わったり。

知らない間にみんな変わってくんですよね。



無人古着屋も増えてるし、大手の古着屋も増えて古着が流行ってるとはいうけど

自分が古着に夢中だった、高校大学時代の個性的な物とは全然違って。

大人になって久々に古着を着たくなった人だったり、やっぱ戻ってきて改めて着たいと思っても

昔行った古着の街にはその古着はもうなくて。 

探してもなかなかそういう古着もなくて。

実際自分が古着屋巡りをしてそう感じて。


あぁこの店はすごくいいな!は減って、チェーン店でも群を抜いたイカれた攻めた店もなくなって。

お店って人が考えて作ってるんだな~というお店ばかりが辞めていく…


そんな中でも踏ん張って、当店はいつでも帰ってきて、良い古着をたくさん堪能して欲しい!

ずっとそう思ってきたけど。

そういう人もほとんどいないのかな。


この9年でフリマアプリも当たり前になったし、たくさんネットショップもあるし。探せば昔より手軽に見つかる時代。


古着買いたいけどなんだか似合わない時。

どんなの買えばいいのかわかんないな。

どっちがいいのかな。

うわ、これかわいくないですか~だったり

久々に古着屋いっちゃおっかなー!だったり。

そんな時に一緒に話して買い物する空間は楽しいんだけどな。


そんな中で、年代物の古着はどんどん減っていって、いつまでこんな品揃えが続けられるかもわからない。


こんなもどかしい想いは伝えてもきっと仕方ないけど、私は古着がただただ大好きで、小さい頃からオシャレが大好きで。

お店が夢で踏ん張ってきたけど、今の状況だとな。どうかな、昔の私。

現在引き続き夢叶ってるかな?


そんな気持ちでもうすぐ9周年、10年目を迎えます。


いつか行きたいあの店。

あるうちに行かなきゃ。


どんどんなくなってる昔の古着。

昔の本に載ってる服の写真が投稿で流れてきてカワイイ!って思うなら、その古着があるうちに着なきゃ。

昔の写真に憧れてる場合じゃなくて、まだ今は手に入るし、着る事が出来るんです。

そのうち出回らなくなって、着ておけば良かったな~と思う時にはほぼ見つからなくなってしまいます。


着たい気持ちがあったら、ぜひ来て着てみて下さい。

お店のあるうちに!!

着比べて選択肢がたくさんあるうちに!