メールもLINESNSもなかった時代、人々は今回のような災害が起こるとその被災地にいる知人、家族の安否を確認する術は電話か手紙しかなかった。なかなか連絡がつかないもどかしさを胸に何日も何日も案じて祈った。


その頃に比べたら今は魔法のような時代になった。しかし 瞬時にして簡単に気持ちを伝達できるこの時代、何かが起これば大量の

「大丈夫??」が電波に乗って行き交う。


使い方次第なんだろうけど、そうしてあまりにも簡単に交流できるからこそ人への想いも昔より薄っぺらくなっていないか?


一度に大量の情報発信、受信が可能な今、昔なら一時間かけて一人の人に手紙を書き送っていたことがものの数分で何十人にも送れる時代、そしてその返事も数分で受け取れる時代は非常に便利である。がしかし同時に一人のことを想い費やす時間も短くなっているのも事実だと思う。私なぞ、想いを送ったことすら忘れていることも多々ある。

いかんなぁ


昔の不便だった頃に戻りたいわけではないけど、何を選択し、どう使っていくのか?何を大切にしていきたいのか?人間性が問われる難しい時代。