出発前の夜。

今流行りのFirst LOVEを
Netflixで元夫と観てた。

最終回だった。

めっちゃ泣いた。

で、その後にね、布団の中、
私の中に湧いてきた



ほんとは行きたくない
ほんとは一緒にいたい
ほんとは離れたくない

私の中にたしかに出てきたんだよね

それに、どこかで記憶に覚えのある言葉

お母さんだ。お母さんと離れた時だ。
小学生の時。

これか…。

ここで親の呪縛玉葱か…

言わないといけないのかな、

と思ったけど、どうしても声はでない

だから感じきろうと思った。

上から下のほうに意識を持っていく。

苦しかった。

ほんとは行きたくない
ほんとは一緒にいたい
ほんとは離れたくない

ほんとは行きたくない
ほんとは一緒にいたい
ほんとは離れたくない

ほんとは行きたくない
ほんとは一緒にいたい
ほんとは離れたくない

昔ね、お母さんが再婚して、
幸せな暮らしを夢見てたけど
全然ダメで。
いじめみたいな暮らしだった。

ある日わたし達のことで
母がキレて。
その日は姉と私と母で家をでた。

壮絶な日だったけど
私は幸せだった。

母がわたし達を守ってくれた
と思ったんだよね
そしてわたし達と逃げてくれた。

だけど、その時、
母には赤ちゃんがいて。

その日だったのか、
別日だったのか、忘れたんだけど、

わたし達は会ったことのなかった
おじいちゃんおばあちゃんちに
行くことになった。

私は昔から父方のおばあちゃんに
似てると言われてたから少し楽しみだった。

母達が話している間、私たちは待った

なぜかその日泊まることになったんだけど、
記憶では、その時にはもう、

ここで暮らすことになるんだと
わかっていた気がする。

そして、本当にそうなった。

つづく