寝たり起きたり、のろんと過ごす。

夕方3時半頃、彼が見舞いに来てくれる。

病院の規則では、外出許可が出ても、17:00までに戻らないといけないと告げられ、1時間ほど、外の空気を吸いに出かける。

喫茶店、久しぶりのコーヒーが美味しかった。、タバコもお久しぶりでした。(禁じられてるので、ホントは駄目です(^^;;)

夜になって、面会時間の終わりが来て、また明日来るからねって言ってくれたのに、それでも、鍵のかかった向こうに行った時、涙が出た。


日常生活の食事のことは、前回の記事に書いた。
朝ごはん7時。昼ごはん12時。夜ごはん6時。和食、魚料理、多し。たまに出るお肉料理やカツなどがとっても美味しく感じた。

食事の他、主治医の診察は週2回だけ。私は少ないんと違うかと感じた。(その理由は後でまた書きます。)   
その他はよく言えば自由時間。…後半、仲良くなった人たちとの会話では、(悪く言えば)薬・食事以外はほとんど放ったらかしやんなーと話していた。ホンマにその通り。
自分で何かしない限りは、一日中、放ったらかしーーーーー!!!
と言うことは、すなわち、皆たいていの人は、カーテンをきっちり閉めて寝ておられる(或いはTVとかかな?)のだった。
よくある光景、相部屋での隣のベッドの人とおしゃべりという空気はほとんどなかった。カーテンはピシャリと閉められていた。これが精神病院ってことなんだなと、ぼんやりと思った。

看護師さんは感じのいい人ばかりだった。
優しい綺麗なお姉さんとなぜかイケメン?が多かった。
とても忙しい看護の仕事場に、男の人が多くなったのは昔に比べ、良いことだなーと私は思った。


ベッドに横になってる間、寝入っていない時間には、ロクなことは考えない。

私は自分の身体を守るためにここにきたというのにもかかわらず、
ここにいるということは、もちろんアブナイにつながるものは、入院前にすべてチェックされ、ナースステーションにお預けになる。
改めて言うことではないが、クスリも全部!、爪切りも、とんがったものも、爪楊枝でさえ、鏡も、ベルトとか、皆んなだ。もちろんライフラインである携帯・スマホも!
だから、キケンな事はあり得ないのだ。  安心。


それなのに、一人でいる暇な時間は、
その最初の信念は、どっかにとっちらかってしまうらしく、

情けないことだが、
どうやったら、楽になれるのだろう。
自殺はあかんことはよ〜くよ〜くわかってる。
なのに、カミソリは痛くて怖いなーとか、
首吊りも躊躇せんかったら、一巻の終わりやなーとか。

(私は静脈がとても太いので)ここに細いビーズ針とかをうまくスッとさしたら、うまく血が流れ出てくれたら楽かなー、とか。

身体の中の痛点の一番低い場所はどこなんだろう???などと、とんでもないことを、アタマ?ココロ?の中でグルグルするのが止まらなかった。けど、スマホ取り上げなので調べる事は有馬温泉!!!


四人部屋の私の真向かいのおばあちゃんが、ぶつぶつと我儘を言っている。
「にいちゃん、ごはんまだー?」
「にいちゃん、パン持ってきてー!」
「にいちゃん、暑い!アイスノン持ってきてー」
そんな感じのことを、ナースコールも押さずに
何度となく言い続けていた。

それから、だんだんと私に向かって色々話しかけてくる回数が増えた。
「ねえちゃん、パン持ってきてやー」
「ねえちゃん、今何時?」
「ねえちゃん、のど乾いた、お茶ー!」

それから、カーテンを閉めていても、時間構わず、勝手にシャーっと開けられたりして、それはとっても気分が悪かった。

でも、おばあちゃん、少し呆けてて、寂しいねんな〜と思い、半分は聞き流し、半分くらい親切にした。

朝方(5:00頃)私のベッドカーテンを勝手に開けてそのままにされた時は、「〇〇さん、カーテン開けたらちゃんと閉めてよ!」と言ったら、黙ってちゃんと閉めはった。ホンマはわかってるんやんけー!と私は思った。


おばあちゃんのいつも楽しみにしてた食事?
ここに載せてます。  でも、もっと砕いたものだったかもしれませんが。





「はるかの絵の本」復活しました。
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