夜は、本棚の絵本を一冊ずつゆっくりと読み直しています。
もり ひさしさん作・にしまき かやこさん絵の「ちいさなきいろいかさ」
こうして、一冊一冊、読み返してみると、
はるかは私が買ってあげた絵本をちゃんと読んでいて、ここのこの絵から影響を受けて絵を描いたんだなっていうことがよくわかるようになりました。
それで……
はるかは…
私が育てたんだな〜と
胸がつまるように、じぃ〜んと思う。
少しだけ、ううん、やっぱり、うれしい。
この絵本の、1番最後の白いページに、
この絵本にとけ込んだようなはるかの落書きを発見しました。
元気な太陽が笑っています。
はるかは私の子供。
わたしが、そだてた、たったひとりの、
この世にひとりだけのおんなのこ。
最後は離れて暮らすことになってしまい、亡くなってから、悲しくて悲しくて、ほんとに情けない母親を自覚し、泥々の気持ちをどんなに抑えようとしてもぶくぶく沸き起こり、責め苛んでいだけれど、
はるかは、
私の、
私だけの娘だと
最近、やっと、思えるようになりました。
「はるかの絵の本」を作る時、最初の頃は、あの娘の写真を見るのが、とっても辛かったけど、
ちゃんと作り終えたから、少しずつ少しずつ納得できるようになったんだと今は思える。
私は、もうほとんどお供えもしないし、お経も唱えない、線香もしない。
でも私はそれでいい。
毎夜、たくさんの絵本を読みかえし、はるかの絵を眺めていると、
はるかちゃん、、、
ようやくですが、
悲しみの量と、それとおんなじだけのしあわせも感じられるようになりました。
しあわせいっぱいの絵をたくさん描いてくれてありがとうね。
ほんとうにほんとうにありがとう。
絵本もきちんと読んで、はるかの心の中に刻み込んでくれていた事がわかって、お母さんはこんなにうれしいことはありません。
はるかちゃん、ありがとう。
今度は、いつ会えるのかしらね。
私と会えなくても、チオちゃんととゴチョゴチョつるんでるのかな?
しゃーないね。
もっかい、言うわー、
はるかちゃん、お母さんのことを受け入れてくれてたんだね。
どうもありがとう。
「はるかの絵の本」できました。こちらです