はるかちゃん、


はるかちゃん、


はるかちゃん、



どうして 私の世界から  居なくなってしまったのかしら

あなたのこととチオちゃんのことを思い出すと、もうどうしようもなく悲しすぎるので、気を紛らすことが一番の方法とわかって、色んなことで忙しくしてたんだけどね、

それはね、仕事とか、荷物の片付けとか、手仕事とか、誰かと食事して美味しいのを食べることとかだけじゃなく、面白いことに、例えば、人と喧嘩してしまって気分が超ゆううつ、嫌な思いを強いられたり、そんな気分でさえも、あなた達2人を思う苦しさを紛らしてくれるということが最近わかりました。
おもしろいでしょう。なんでもいいから違うことで忘れていると、楽…なんだなと。
へんだねー
…ごめんね。

先日、お兄ちゃんにかわいい赤ちゃんが生まれたと連絡が入って、
ベッドメリーを必死のパッチで仕上げました。
貴方が小さい頃遊んでたおもちゃのアクセサリーをたくさん使わせてもらったよ。
すごくいいのができたと思ってるんだ。
手伝ってくれてありがとう

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               こぺかは  秘密の名前        (*^^*)


それでね、今はね、
また、
はるかちゃんがお母さんのおなかから出てきたときのことを思い出してしまってね、
それは20年以上も前のことなのに、
それはなぜか、ついさっきの出来事のように感じられて、

今はもうすぐで夏なのに、春の景色ばかりが浮かんできて。

小さい小さい赤ちゃん、
こわれそうな赤ちゃんをおくるみに包んで、タクシーに乗って、横浜のマンションまで帰ったときのこと。

誕生を待つように庭のチューリップが咲いていて、
名前を陽香と名付けて、
小さい小さい陽香をどんなに愛しく思い、
“ワタシって大きいのより小さいのがやっぱり好きなんだ~~”なんて産まれた赤ちゃんを抱っこして少し変な感じ方をした自分もようく覚えている。

小さかった赤ちゃんは、
お母さんと長いこと一緒に居たけど、
結局、大人になる前に居なくなって、



それは消えたわけでなく、



永遠にあ母さんの心の中をはるかが占領することになったわけで、

大きくならないまま、しゅぼーんとカタチは消えて、壺のようなお母さんの心の中に入り込んだのかもしれないね、はるかちゃん。



お兄ちゃんの赤ちゃんに会いに行くのだけれど、

最近、陽香の生まれたときのことばかりが繰り返し繰り返し頭の中に浮かんできて、
実はちょっと困ってるんだよ。



どうにかならないのかね…陽香ちゃん




お兄ちゃんの赤ちゃん、はるかちゃんよりうんとかわいかったら、とか、めっちゃぎゃーぎゃー泣いておさわがせ赤ちゃんやったら、赤ちゃんのはるかちゃんは、お母さんの頭から少し退散するかなぁ。

たぶん、そうなるんだと思う。


行ってくるね。

一緒に行こうね、はるかちゃん。


そして

涙がこぼれないように助けてね。




「はるかの絵の本」できました。

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