$あっぴいQのブログ

このベルトはタイ・プーケットで、行商のおばさんから買ったものです。

私は初めてのタイ旅行で、友達へのお土産も買い終わり、明日帰国、今夜で最後という晩でした。
夕食の後、繁華街を歩いていると、じゃらじゃらとあざやかな民族衣装をきたおばさんが近づいてきました。

私の好きなやつ!

おばさんはニコニコとすすめますが、私のおさいふにはもうあんまりお金が残っていません。
私は、もう無理無理~と断りましたが、見とれてつい手に取ってしまいました。
やっぱり、欲しくなりました。
日本人からすると消して高くはない金額だったけど
「もう、お金ないんです。まけて欲しい」と言ってみました。
すると、あっさりOK。
はっきりと覚えてないけど、確か200バーツを、120バーツぐらいにしてもらったと思います。

私がこのベルトを買っている間に、友達が道端の屋台でハンバーガーを買っていました。
値段を聞くと、このベルトよりも、バーガーの値段のほうが高かったのです。
屋台のスナックが、このベルトより高い?!?!

バーガーは、外国人観光客むけ。西欧の味に植えたお金持ちの外国人は何も考えずに払います。
でも、それは、現地のひとには、絶対払えない屋台のハンバーガー。

一方、ベルトは北タイから現金収入を得るために作って売りに来たもの。
もちろん観光客に買ってもらうためですが、だからと言って、機械生産ではなく、完全な手縫いです。
ひとはり、ひとはり。
チクチク、いったい何時間かかるんだろう。。。

おばさんたちは、暑い中、分厚い刺繍の服を着て、金属の鈴のいっぱい付いた帽子をかぶって、
自分たちの作った手作りのものを入れた重いかごを首からかけて、歩いて売ります。
暑くて、しんどいだろうなあと、今は思います。
後で彼女たちに聞いたら、バスできている。子供と離れているからさびしい。
道端で寝ていると言っていた。

本当かどうかは知らないけれど、着飾った彼女たちは、決して清潔そうには見えなかった。


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このベルトの裏にね、あまりにもお粗末な小さなポケットが付いているの。

何を入れるのかわからない、小さな(哀れな)ポケット。

考えたのだけど、この旅行中、
この小銭、いったいいつ出番があるのかわからないって思う小銭が数種類あった。
なかなか使えなかった。コンビニで時々使えたけど、私たち短期旅行客、しかも世界中の人が集まるリゾートでは、ほとんど、使うことのない小銭だった。

もしかして、この小銭を使って彼女たちは家族を養って暮らしているのかなと想像した。

お札の入れるのにいいサイズのポケットはついてなかった。

本当のことはわからないのですが。