わたしは一人っ子で兄弟がいないです。

でも高校生の頃から毎日のように小学生の男の子と一緒に夜ご飯を食べるようになりました。

その子は、私の両親の経営するお店によく遊びに来ていてその子のお母さんは夜に働いているので家ではいつもひとりで過ごしているとの事でした。

それを不憫に思った両親が、我が家で一緒に夜ご飯に誘ってから頻繁に家に来るようになりました。

私の父は、機械が好きで細かい機材や工具などをよく買いに行っていて、そのときにもその子を連れて行ったりしていました。
女の子のわたしはあんまり興味がなかったので嬉しかったんでしょう


わたしは、それを当たり前のように受け入れてて不思議に思うこともなく一緒に過ごしていました。



でも。
大人になって振り返ると、それって両親のすごいところかなと思うのです。


その子がひとりで夜ご飯を食べるより、うちで一緒に食べたらいいんじゃないかってただそれだけの気持ち。寂しくないだろうって
人によっては、どうなのっていう人もいるだろうし、、
都会だとなかなかありえない事なのかもとも思うし。だって親戚でもないし親同士のつながりもない  それって大丈夫なの!?みたいに思うような微妙なところ

不思議だし、良し悪しなんて誰にも決められない。
でも我が家ではただその子を受け入れていました。わたしも


今はもう、その子も大きくなって時々だけど会いに来たり連絡もあるそう。


兄弟じゃないけど、兄弟みたいな。



そんな不思議な関係。


誰にも受け入れてもらえないような気持ちになる時ってきっと、みんなあるはず
でもどこかに自分を受け入れてくる場所があるのかも


私は両親から教えてもらったことは、義理人情とか人への優しさとか たくさんの愛情。

馬鹿にする人はしたらいい

大人になって、東京でひとり暮らして分からなくなりそうになる事もたくさんある。

でも、両親の教えは常に大切に心にあります。