引っ越しを考えたとき、
なぜその仲介会社にお願いしようと思いましたか?
SUUMOなどで物件を検索して、
「この物件いいな」と思って、
そのまま掲載元の仲介会社に連絡した。
おそらく、多くの人がこの流れではないでしょうか。
これは、ごく自然な選び方だと思います。
引っ越しではまず物件条件が最優先で、
仲介会社は後から決まる存在。
「会社を選んだ」というより、
物件にたどり着いた結果、その会社になった。
そんな感覚に近いはずです。
では、少しだけ視点を変えてみます。
もし仲介会社が
「その物件を扱っていたから選ばれている」
という状態だったとしたら、
その選ばれ方はとても不安定です。
物件は、
ずっと同じ会社が扱えるものではありません。
掲載が終わることもある。
他の会社も同じ情報を持つこともある。
環境が変われば、入口は簡単に入れ替わります。
つまり、
その仲介会社が選ばれた理由は、
会社そのものではなかった可能性もあります。
たまたま
「その物件を扱っていた」
それだけだった、というケースも少なくありません。
この違いは、時間が経つほど大きくなります。
物件情報は、これからさらにオープンになります。
AIや検索の進化によって、
「物件を出すこと」自体の価値は
確実に下がっていくでしょう。
そんな中で問われるのは、
話をきちんと聞いてくれるか。
良いことだけでなく、悪いことも伝えるか。
その人の生活まで想像しているか。
この人に任せたいと思えるかどうか。
もし、物件がなかったとしても。
もし、同じ情報を他の会社も持っていたとしても。
それでも
「この会社にお願いしたい」と思われるだろうか。
引っ越しの入口は、
物件でいいと思います。
でも最後に選ばれる理由は、
きっと別のところにある。