作詞:164

作曲:164

編曲:164




例えば僕が何もかも捨てたら

身軽になって向こうへ行けるんだ

崩れかけていたオンボロ橋を

僕は構わず走って渡ったんだ


そこにあるはずさ

楽になれる居場所


走る僕を追いかけてくるよ

帰る道が崩壊する音

そこに未練なんてあるワケないけど

何故か涙がとまらないな


少しの荷物と絶望ぶら下げ

崩れた橋の向こうを想った

見えないフリしてた無力な僕は

恐る恐る覗いてしまったのさ


そこにあったんだ

全部叶う魔法


足元に転がった自由さえ

拾い上げることも出来ない

その重さを知らなかった僕は

今も涙が止まらないな


はっきりとした虚無感に

溜息をついた


腹くくらなきゃ

「たら」とか「れば」とか

もう言わないよ


涙も枯れた目で見た景色は

割と綺麗でどうでもよくなった

希望と自由にくっついてきた

悪夢と仲良くするさ


さあ歩き出そう過去のない場所へ

本当はまだ少し怖いけど

失うモノはなにもないから

後ろは見ないようにするよ


離さないから

行こう