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アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

現在の米国を知るための必見書!

薄々は知っていたが、ここまでヒドイとは!アメリカが無茶苦茶な国になる訳だ。日本もこの崩壊するアメリカ社会の後追いをしていると考えてもおかしくない。反面教師としなくては。

【語録】
・米国人の時事問題への無知の原因。「無知ほど善」という反知性主義。キリスト教福音主義。聖書を一字一句信じてその通り生きようとするいわゆるキリスト教原理主義。アメリカ人の人口の3割。

・宗教の暴走。「あなたは敵?それとも味方?」ゲイの結婚や中絶を禁止。

・ブッシュ政権のお金持ちと大企業に対する大減税。ワーキング・プア(貧困労働者)。格差社会。最低賃金を低いまま抑え、福祉の面倒をみない政策は、貧困層を中流化する生活的余裕を与えず、階級を固定する。格差社会には最低賃金労働者が必要なのだ。

・サブプライム(低信用)ローン。マネーゲーム。サブプライム崩壊⇒金融危機。

・アメリカの治療費は世界一高い。HMO(健康維持機構)。医師への報酬を保険会社が支払うことで医療の内容を保険会社が管理するマネージド・ケア(管理医療)。⇒治療拒否を乱発。保険会社の暴走。全員国民健保を公約。国民の福祉という「国家の義務」まで、営利団体に任せていいわけがない。

・コーン偏重の農政。砂糖代替のコーンシロップはアメリカ人の肥満傾向の原因。アメリカ人はコーンでできている。コーンに独占されたアメリカ人の食生活は不健全だ。もっと栄養価の高い多様な作物を増やす必要がある。

・腐敗政治。ブッシュ政権と石油業界の癒着。カリフォルニアで電気自動車EV1を消し去った。

・史上最低の大統領ブッシュ。共和党の「自由」、民主党の「平等」。FOXニューズの偏見放送。

・19世紀は大英帝国の時代。20世紀はアメリカの時代だった。それももう終わる。アメリカ没落の原因は、イラク戦争。大英帝国没落のきっかけとなったボーア戦争にそっくり。⇒ファリード・ザカリア『ポスト・アメリカの世界』。フランシス・フクヤマ『アメリカの終わり』。

・アメリカ没落のもう一つの原因は「グローバルゼーション」。アメリカ自らが自由市場経済と民主主義を世界に広めたせい。冷戦が終わり、あらゆる国が市場経済というゲームに参加し始めた。はるかに安い人権費と巨大な人口、温存していた資源で。そりゃ、自由競争したらアメリカが勝てる訳がない。押されまくって負けそうなアメリカ企業。

・米国の希望はある。どこの国よりも激しく、その血を入れ替え続けているから。⇒チェンジ!

ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ

「思うように生きられないのは過去の記憶が原因だった」

悩みや不幸をかかえていたり経済的に恵まれなかったりしているのは過去の記憶のせいだという。

そういった潜在意識の中で毎秒立ち上がる莫大な過去の記憶を消去し、神聖なる知能と一体化する方法がホオポノポノ。

これにより過去の記憶に惑わされることなく神聖なる知能からのインスピレーションを受け人間本来のあるべき生き方ができるようになるという。

すなわち、自分自身であることを取り戻すことができるのです。

自分をクリーニングすること。

それは過去の人類の記憶を消すこと。

手放す、許す、解放する等と同じような感じだと思うのですが、感情が入ってなくてもいいという点で簡単なのかもしれません。

方法を詳細に書いているわけではないのでもっと詳しいことはセミナーを受けたほうがいいのでしょうがそれでもここに書かれていることをやってみると色んなことが起こるようです。

やらない手はないと思います。

10年後あなたの本棚に残るビジネス書100

ビジネス業界での人気を不動のものにしている神田昌典さんと勝間和代さんの2大カリスマが感銘を受けたオススメビジネス書籍を100冊に厳選し紹介してある本。

俺が今まで読んできた優れたる良著も何冊もランクインされていて嬉しい反面驚いたりもしてるのが正直なところです。

とりあえずここにある100冊は絶対に読まないといけないと感じているので全部読みます。

情報化社会で情報の氾濫が問題視されている現代ですがその情報過多を生き抜いていく適応能力を身につけるためには優れたものだけ拾い、使えないものは捨てる取捨選択能力があらゆる分野で必要になってくると俺自身肌で感じているのでそういった意味ではこの本の役目を果たす所の価値は計り知れない。


人の成長段階により同じ本でも多方面から捉えられてその本のもつ真の意味を自分の言葉で理解し表現し応用できる人が少ないのと同様に、不特定多数の読み手のほぼ全てに革命を起こす真の優れたる良著も少ない。

俺の中で神田さんや勝間さんは安心領域に存在する人たちなのでこの厳選された100冊を読むのに疑問も抵抗すら起きない。

良い良著に巡り合うのは相当な時間がかかるが、その時間を大幅短縮できるこの本は俺にとって大事なバイブルたちのめぐり合いをもたらす画期的な一冊となるだろう。

残り97%の脳の使い方【セミナーCD付】人生を思い通りにする!「脳と心」を洗う2つの方法

苫米地さんの本は以前から読みたいと思っていました。

最新の「脳」と「心」に関する研究成果を反映
されたもので、実用的な知識がたくさん書かれて
いました。

前半では周囲の人や相手を思い通りに動かす
ための脳科学、心理学の技術や考え方が
紹介されています。

後半は自己イメージを高め、夢や目標を叶えるための
考え方が書かれています。

タイトルのイメージとは少し違って、
自己啓発書の部類に入ると思います。

洗脳のプロであるため、使い方によってはかなり
危険なテクニックまで本書には書かれています。

ここに書かれているメンタルトレーニング方法は
簡単で、過去の読んだ自己啓発の本の手法と
照らし合わせても効果的だと感じたので、僕も
実際にやってみようと思います。

文字は大きめで読みやすいです。

なじみのない専門用語が出てくるので、
メモして意味を確認しながらだと
理解もしやすいと思います。

知らぬ間に植え付けられていたセルフイメージや
現状を変えたいという方にはオススメの一冊です。

ミシュランガイド東京2009 日本語版

タイヤメーカーならではの発想で生み出された一冊。

もともとは,ドライバーに配って,車を使用して郊外のおいしいレストランへ出かけてもらって,タイヤの購入サイクルを早める。

ですが,いまや★3つは知る人ぞ知るレストランの代名詞に。

その東京版がでたので,つい買いました。

ミシュラン・パリ2008年度版には日本食レストランが初登場するなど,日本食てどんどんシェアを拡大してるように思います。

カラー写真がとても綺麗で,これぞガイドブック!てな感じがいいです。

東大合格生のノートはかならず美しい 太田あや

本のタイトルや東大にフォーカスをあてているのは、売上をあげるための手段でしょうが。ノートを自分なりにまとめるための方法やヒントが書いてあり、ノートを綺麗にまとめられない人や、ただ先生が黒板に書いたことを丸写ししている人は参考にしたらいいんじゃないかな。と。 ポイントを7つの法則にまとめており、当たり前なことも多いですが、③大胆に余白を取るや、⑤ノートは区切りが肝心のところなどは、なるほどと思いました。 ①とにかく文頭はそろえる ②写す必要がなければコピー ③大胆に余白を取る ④インデックスを活用 ⑤ノートは区切りが肝心 ⑥オリジナルのフォーマットを持つ ⑦当然、丁寧に書いている これを読めば東大に入れるって訳じゃないですが、「予習」、「授業を聞く」、「復習(が楽)」をきちんとしないと綺麗なノートにはならないので、成績があがる人は多いのでは。と思いました。

重力ピエロ 伊坂幸太郎

さすが伊坂ワールド、やっぱり素敵でした。

ミステリーとしては、微妙に予想がついてしまうのと
極度のドキドキ感はないのだが、
登場人物のキャラクターや会話が魅力的で、
そういう意味ではものすごくいい。

偉人やら遺伝子やら絵画に歴史に色んな引用が
兄と弟の会話にさらなる厚みと深さを生み出しており。

解説で伊坂ワールドをこのように説明する。

「一風変わったキャラクター像、
軽快このうえない語り口、きらめく機知、
洗練されたユーモア感覚、そして的確で洒落た引用と
比喩が効いていて、読むのが愉しくて仕方がない」

まさにそのワールドにはまっているのが私というわけだ。

春も母も異色でありながら、魅力的だが、
穏やかさだけが取り得の無能に見える
父が

本当に格好よすぎる。

もちろん最も平凡に見える、兄(私)がいないと
この奇想天外な親子たちの存在意義がなくなってしまうのだが。

過去の辛い気憶と連続放火事件のミステリーの結末に
家族愛、兄弟愛が爽やかに独特な世界の中で嫌味なく描かれる様を
奇跡と呼んでも過言でない。

本当に深刻なことは、
陽気に伝えるべきなんだよ。

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

「一緒に本屋を襲わないか」

初対面の人にこんなこと言われたらびっくりしますよね。
衝撃の出会いから始まる物語。


物語は淡々とすぎていきますが、愛情とか、人間の悲しい部分とかしっかり描かれていて、読み応えあります。

そして最後に隠されていた秘密がわかった時の、驚き。
伊坂ワールドってこういうことなんですね。

夜のピクニック 恩田陸

恩田陸のミステリーも凄いがこの作品はミステリーではない。

やはり心理描写や複雑な血縁、そして強い女を描くのが非常にうまい。

歩行祭という常に移動し続ける舞台で、これほどまでに落ち着いた展開が意外で、場面と心理状態との温度差が堪らない。

登場人物が止まることなく一つの目的地に向かい同じ道を歩くという設定は一見して広い舞台のようだが列車やバスの中と同じようにある意味密室としての演出が可能だということに驚いた。

久しぶりに後味の良い本を読めて満足だ。

脇役ではあるが個人的に高見光一郎のキャラが好きで堪らない。

ロック小僧に悪いやつはいない。

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

物語は、大学生になって一人暮らしを始めたばかりの青年がひょんな事から、隣人と共に書店を襲撃する場面から始まる。

支離滅裂な物語の幕開け。

疑念を抱きながら読み進めていくと、すぐにその透明な世界に引き込まれていった。

後半ではお決まりのように伊坂さんのどんでん返しに驚嘆させられました。

今までの作品の中で一番、意表を突かれたかも。

終わり方が切なくて、読み終わった後は溜め息が零れたなぁ。

真っ直ぐな心を持った琴美に惹かれた。

心が洗われるような作品でした。
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