田舎の人たちが遊びに来た。私は、仕事を辞めたことを伝えた。 | やさしいカウンセリング 心屋*東京都

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東京で活動している、心屋認定カウンセラーです。
元・保育士、元ひきこもり。

現在、親子(父・子)でカウンセラーとして活躍中♪

 
田舎のじーちゃんと、ばーちゃんが遊びにきた日のことです。ニコニコ
 
 
 

奥の二人ね。
 
 
 
 
 
かずちゃんは言ったんだ。じーちゃんばーちゃんに。
 
「保育士の仕事を辞めました」
 
って。
 
 
 
 
 
 
かずちゃんは、保育士を辞めてから
 
一度も じーちゃんばーちゃんの待つ田舎に帰っていなかった。
 
 
夏休みも年末年始も、帰りたいという気持ちはあったけど
 
仕事のことを聞かれるのが怖くてね、
 
帰らなかった。
 
 
 
 
自分が保育士になった時、この二人は特に喜んでくれてねー。
 
 
すっごい祝福をしてくれたんだ。
 
保育士はお前の天職だ、みたいなことを言ってくれちゃってさ。
 
 
 
自分も当時は、
 
ずっと保育士一本で人生やっていくことを考えていたから、
 
まさか仕事を辞めるとは思わず…
 
 
保育にかける熱意とか、意気込みを
 
じーちゃんばーちゃんの前で熱弁していた。
 
 
 
 
 
 
そんな過去があったもんだから
 
 
 
 
 
 
 
じーちゃんばーちゃんに顔合わせられなくてねー。
 
 
 
 
 
 
 
しばらくご無沙汰だったんです、
二人に会うのも。
 
 
 
 
 
だけどこの日 言いました、保育士辞めたよって。
 
 
じーちゃんばーちゃんの前で、ちゃんと言いましたニコニコ
 
 
 
 
 
 
 
そしたらね、思いのほか理解されちゃって
 
恐れていたようなことには、ならなかったです。
 
 
 
 
 
 
 
 
自分がいちばん恐れていたのは、二人に誤解をされることだった。
 
 
誤解というか…
 
二人に悪く思われてしまうことが怖かった。
 
 
大切な人たちだからこそ、悪く思われたくない、という気持ちが強かった。
 
 
 
 
じーちゃんばーちゃんは、もう80歳を超えている。
 
考え方がいわゆる〝昔〟の人。
 
 
仕事を辞める
 
とか
 
いつまでも就職しない
 
とかいうことを、
 
良くは思わないところがある。
 
 
 
しかもじーちゃんは、(元)校長先生。
 
融通がきかないところがある(笑)
 
 
 
 
 
 
 
自分は、保育士を辞めたことに対して
 
出来る限りがんばったのを知っているし
 
 
この時はもう、自分を責める気持ちも無かったんだけど
 
 
 
それを自分じゃない他の人に伝えたら
 
どう受け取られてしまうんだろう…?
 
という恐れを持っていたから、伝えられないでいた。
 
 
 
 
 
 
だけどこの日は、逃げ回るのをやめて
 
ありのままを伝えた。
 
 
 
 
自分が経験したことについて、何も足さず、何も引かず、ただそのままの事実を じーちゃんばーちゃんに伝えました。
 
 
 
 
 
 
 
そう
 
やっと、伝えることが、できました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
誤解されたくない、という気持ちが強かったから
 
誤解されることを恐れて、二人に会うことを拒んでいた。
 
 
仕事を辞めてしまうような奴はダメなやつだ! と思い込んでいたから、
 
二人にそう思われるのが嫌で、会わなかった。
 
 
 
だけど、誤解されるかも…と思っていたのも
 
責められるかも…と思っていたのも
 
ぜんぶ自分の方。
 
 
 
そしてこの〝かも〟の先に行けなくて
 
ずっと勝手に苦しんでいた。
 
 
 
 
だけど、もう誤解をされてもいい、どう思われてもいい、と自分の気持ちを決めてしまうと
 
 
思いのほか、じーちゃんばーちゃんの前で
 
饒舌にしゃべれる自分がいた。
 
 
 
 
 
じーちゃんばーちゃんが、昔かたぎのものの考え方で、
 
仕事を辞めてしまった自分のことを、悪い人のように扱おうとも
 
 
何の弁解もしないつもりでしゃべったら、むしろ気を遣わずに楽に話すことができたのだった。
 
 
 
 
 
 
ふかひれチャーハン。
こんな大盛りは、見たことがなかった( ゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

私は私の思ったことを伝える。

 

相手は相手が感じることを感じる。

 

そこに工夫はいらない。

 

 

 

 

私が私の思ったことを伝えたあとは

 

相手がどう感じようが、相手に任せるしかないのだ。

 

 

相手を信じて、任せるしかない。

 

 

 

相手の感じ方に干渉しようとしたり

 

注文をつけようとするのは、

 

相手を信頼していないからだ。

 

 

 

その、不信の気持ちが

 

自分と相手との間に、溝を開けていくことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この日。

 

 

かずちゃんは保育士という仕事を辞めたことと、

 

カウンセラーという仕事を始めたことを、じーちゃんばーちゃんに伝えた訳だけど

 

 

それからどうなったかというと

 

 

 

 

じーちゃんが、カウンセラーについて語りだしました。(笑)

 

 

 

 

 

元々校長先生だから、じーちゃんは(^^;)

 

そういう、人の成長に関わる話が大好きなんだなー、と思った。

 

 

私の、じーさまです。

 

たしかに血が繋がっちょります。

 

 

 

 

この日は、じーちゃんばーちゃんだけでなく、

 

田舎の叔父さんたちや、従妹とも楽しく話せた。

 

 

 

だから

 

 

自分を開いてしまうコト。

 

それが楽しく話すコツなのだ、と

 

強く強く感じた。

 

 

 

 

 

楽しく話ができなかったのは、自分が自分を隠していたから。

 

 

 

ああ思われたくない、こう思われたくない…ていうふうに

 

自分を隠して付き合っていたから、みんなと楽しく話せなかったのだ。