人は、そう扱われたその通りになる、という話 | やさしいカウンセリング 心屋*東京都

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東京で活動している、心屋認定カウンセラーです。
元・保育士、元ひきこもり。

現在、親子(父・子)でカウンセラーとして活躍中♪

かずちゃんは、自転車が大~好きです。

 
 
でも、大好きっていう割には、
 
あんまり自転車を大切にしてあげていません(汗)
 
 
 
こーいう人、いませんか(^∇^;)
 
 
かずちゃんだけですか?
 
料理が大~好きだけど、キッチンは汚れてます…みたいな
 
 
 
 
 
まぁいいや…てへぺろ
 
 
 
それでね~
 
 
 
 
 
まだ保育園に務めていたころだと思うんだけど、
(かずちゃんは元、保育士です)
 
自転車がぶっ壊れちゃったんだ。
 
 
 
壊れたと言っても、ペダルの部分が分解しただけであって、
 
フツーに乗ることは出来ていたから
 
無理して乗っていたんだけど…
 
 
 
ある時、さすがにパーツを交換しよう! と思い立って
 
修理しに行って貰ったんです、親父に頼んで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ええ、親父に頼んで!(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
かずちゃん仕事でめっちゃ忙しかったし
 
家の中で暇していたのが、親父しかいなかったんです(^▽^;)
 
 
 
 
 
んでね、その日の晩ご飯のとき
 
 
自転車のことを気になったかずちゃんが
 
「自転車の修理どうだった?」
 
と聞くよりも早く、
 
おしゃべりな父は話し始めた。
 
 
 
 
「いやー自転車屋さんの店主がね、すごく人の良さそうな感じの人でね、……(省略 )」
 
 
 
「お前の自転車を褒めてたよ。いやーこの自転車の持ち主は、自転車を大切にされてますねー、とてもキレイにしてますもん…って。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちょちょちょ……
 
 
この時、かずちゃんの頭に?マークが3つくらい浮かんだのでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どういうこと??
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
え、自分めちゃくちゃ自転車大切にしてないんですけど!
 
 
 
え、忙しいを言い訳に、
 
やれば30分で終わるような、フレーム洗いすらしてないんですけど!
(フレームとは、自転車のボディのこと)
 
 
 
 
むしろ、汚れたまんま修理に出したら、
 
お店の人が勝手に洗ってくれて、
 
自転車をキレイにして返してくれるかな? くらいに思ってたんですけど!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…胸に突如押し寄せる、罪悪感滝汗
 
 
店の人に対する、申し訳ないという気持ち。
 
 
 
 
せっかく褒めてくれたのに…、自分そんなんじゃないんです…!
 
という気持ち。
 
 
 
 
 
 
 
結局、かずちゃんの自転車は
 
部品が日本にはないということで、修理してもらうまでに多少時間がかかったんだけど
 
 
 
自転車はピカピカになって帰ってきた。
 
 
 
そして
 
ここの自転車屋さんは、
 
かずちゃんの密かなお気に入りとなった。
 
 
 
こんど故障したときも、この自転車屋さんで修理してもらおうと、思ったのだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなエピソードを、思い出したのは
 
今日は、自転車をピカピカに磨いたからだ。 
 
 
 
自転車の専用洗剤を噴射して
 
布で全体を拭いて
 
チェーンのオイルも交換した。
 
 
おかげで、手が真っ黒になった。
 
 
 
ぴかぴかに磨いた自転車で土手を一週してきたら
 
真昼の太陽の光を受けて
 
予想外にぴかぴかして、嬉しくなった。
 
 
 
 
 
 
人から言われる言葉って、強い力を持っている。
 
 
 
かずちゃんは、
 
「自転車をきれいにしてますね」
 
「自転車を大切にされてますね」
 
 
と言われたら、思わずに大切にしたくなってしまったのだ。
 
 
 
 
 
こういうことって、自分じゃなくてもあると思う。
 
 
 
「キレイだね」
 
「可愛いね」
 
 
って、言ってもらえたら
 
女の人は思わず、
 
キレイにしたい! 可愛くしたい!
 
 
って思っちゃうのではないだろうか。
 
 
 
 
 
自分ではそんなにキレイと思ってないし
 
可愛いとは思っていなかったとしても、
 
キレイになれるように、可愛くなれるように
 
意識しちゃうものなんじゃないかしら。
 
 
 
 
 
 
 
人は、そう扱われた、その通りになる
 
 
 
 
 
 
っていう法則がある。
 
 
 
 
 
「自転車を大切にしていますね」
 
「キレイだね」
 
「可愛いね」
 
 
って言われたことが、嬉しかったから
 
扱われたことが、嬉しかったから
 
 
次もまた同じ思いがしたい…という気持ちになって
 
行動をしちゃうんだよね。
 
 
 
 
そして凄いのは
 
いつか本当にそうなってしまうことがある、
 
ということだ。
 
 
 
 
 
いつの間にか
 
自転車を大切にしている自分が、当たり前の自分になっていたりする。
 
 
いつの間にか
 
キレイ、可愛いって言われる自分が、当たり前の自分になっていたりする。
 
 
 
 
 
 
自分にとって気持ちのいい扱いをしてくれる人を、大事にしよう~~
 
…と、思った午後なのであった。