思いついたように時折届くメールは、いつもほとんど同じ内容。
わたしも、ほとんどいつもと同じような素っ気ない文面で返信する。

いつもどおりのやりとり。
君はきっと帰りのタクシーの中。
はいはい、って手慣れたふりで返信するけど、その余韻は容赦なく胸を焼く。

ざわざわするな。

泣きたい。


iPhoneからの投稿

恋人と、別れるように、静かに決別が進む。

小さなことが痛くて、やだやだって言いたくて、

でももうもどれない現実は、静かに受け止めるしかない。

泣かない。




ふたりで歩いたいつもの道のりは、

炎天下の日中も、冬の澄んだ朝も、雨の夜も、

笑ったり、ふざけたり、黙ったり、気まずくなったりしながら、

それでもいつだって、君の隣にいられることを、感謝していたよ。

次は、きっと、最後になるね。




金曜日の夜は、オールでカラオケだった。

HANABIを、それは上手に歌う人がいた。

ミスチルを封印したわたしに、RSRのとき容赦なく入り込んできたフレーズ。

めぐり会えたことでこんなに世界が美しく思えるなんて

そんな風に思える人に、もう一度出会えるのだろうか。

出会えるって思いたいけど、君の笑顔や、思案顔しか、浮かばないよ。




どうにか前向きに変えていく。

変えてみせる。

でも、一番のエネルギーはいまだって君の言葉なんだから、失速しないために、どうか失速しないように。


この2年間、君がいたから走れたの。

まわりからどんなに理不尽なことを言われても、
君がいてくれるから大丈夫だったの。


あふれるのは感謝で。
苦しいほどに好きで。

本当ならきれいに笑いたかったのに、無理だった。

奪わないで、と思ったらたまらなくなった。
駄々をこねたかった。嫌、って泣きわめきたかった。
それをこらえるだけで精一杯だった。


明日からどうやって過ごせばいい?
こんなことで日々の糧を失ってしまうなんて、なんて小さいのだろう、わたし。
でも、もう気持ちがからっぽで何もでてこない。


さよならだ、今度こそ。