最近歳をとって来たせいか、それとも母を見送った為なのか
子供時代を思い出す事も多くなりました。
植物園に行ってみて、子供時代の植物を思い出しました。
野山や、そしてお花好きで仕事に忙しい両親の植えた庭の植物は遊び相手でもあり、ままごとなどの材料でもありました。
友達からこれ美味しいんだよと教えてもらったものも沢山ありました
グミ
そして槙の実
こちらは毒性のある青い方は食べたことはありませんが
それは多分お友達が緑のは固くて美味しくないよ!黒いのが美味しい!と教えてくれたからで😅
種も毒性があるので沢山食べなくてよかったと思います。
そして、お花の蜜も吸ったりしていて
大抵のものは大丈夫だったと思うのですが
後から知ったのが、度々吸っていたのに、、毒があった
夏になるとよく遊んでいた白粉花
お花で笛もできるので、よく咥えて遊んでいましたが、、、そういえばちょっと痺れたかも
そして、鳥の落とし物からなのか
ある日突然どこからか庭に生えて来たこの白い大きなお花
園芸種ではエンゼルトランペットですね。
有名な話では華岡清州の妻でしょうか
壮絶な嫁姑の話としても有名で、お芝居にもなっていますね。
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他のお花と違って、薄暗くなる時に真っ白に咲き香る様子は魅惑的なのですが
茎や葉に独特の匂いもあり花を手折って顔に近づけた時嫌な感じがしたのでそれきり触らない様になりました。
それは本能だったのかもしれませんが
後に母に毒があるから触らない様に、そして薬にもなるという話も華岡清州の妻の話と共に教えてもらいました。
田舎暮らしだと、子供の手の届く手近な場所に有毒植物は生えていて
結構自分はその中にいたのだと
植物を育てる様な今になって知ってギョッとします
花壇の中にも毒があるキンポウゲ科のお花も多いです。
福寿草、ラナンキュラスやクリスマスローズ
強心剤にもなるけれど、毒にもなるジギタリス
アトロピンを含むハシリドコロにチョウセンアサガオ
他にも水仙、彼岸花(リコリス)、万年青、馬酔木、紫陽花、ノウゼンカズラ、キョウチクトウ、トウゴマ、ケシ etc
思い出してみると、沢山ありました。
綺麗なお花が咲くものや、生花に使うものもあります。
大人はまず大丈夫でも、子供って思わぬことをするものですし。
花壇に植えていなくても勝手に生えて来たりもしますよね。
山にはいろんな物が自生していますし。
身近にこんなに毒、時には薬になる植物に囲まれて
好奇心旺盛でしたが、大きな事故もなく今生きていられるのは、たまたま幸運が重なって生かされているのだなぁとしみじみ思います。
やはり、子供さんが小さい時は安全なものだけを植える方が良さそうです。