施設で働く一介護員の出来事です。

今日の午後に
入居者様が息を引き取りました。

102歳でした。

先週から老衰でほとんど動けなかったけど、約1週間頑張ってくれました。
立ち会うことはできませんでしたが、表情を見たらわかる、とても穏やかな顔をされていました。


先週といえば皆さんご存知、カゼをひき、休んだたった二日間の間に体調が変化していました。
病み上がりで介護計画の見直し、ケア内容の検討。。。もちろん夜中まで残業。

夜勤明けも休みも、夜は毎日体調の確認と緊急時の連絡方法の確認で会社に行ってました。
だから、できることはできたと思います。
沢山お話もできた。
沢山手を握ることができた。

今日、呼吸停止の連絡を受けたときも
入浴介助中でかけつけることはすぐできませんでした。

「必ず、あとでいきます。まだ耳は聞こえていると思うので声をかけてもらえますか?」
そういって、電話をきって。


悔いはない・・・・いや、あります。

現場で働くリーダーとして
一人の人間として
一人の介護職員としてベストを尽くせただろうか

そして、拭えない後悔・・・
それは、最期までご家族に会えなかったこと。。。。。

「ごめんね、私なにもできなかったね、家族にあいたかったね、ごめんね、ごめんね」
そう話しているうちに涙が止まらなくなってしまいました。


でも。
スタッフと同じ方向に向かって歩めたから、最期まで寂しい思いはしなかったと思います。

「ぜったい、ひとりにさせない」

最期のそのときまで、寄り添うことができました。


102歳、大往生。


シアワセな人生だっただろうか


私たちはシアワセでした。
貴方にあえて。
貴方の笑顔が見れて。
貴方の「ありがとう」が大好きでした
手を握ると、その手を笑顔で顔にくっつけてくれる貴方の顔、忘れないよ。


ありがとう。

大好きです。

102年お疲れさまでした。

また、会おうね。