最後を君達と過ごせた事に感謝したい。
我様は生まれてから今まで良いことってあんまりないタイプの神だし、終わり方も決して納得いくような形ではなかったけれど
でもこの道を選択した事を少しも後悔してない。
我様にとって今日会場に居た全ての人間達、そして今まで関わってくれた全ての人間達に逢えた事が生きてきた中で1番の幸せだと思うから。
居場所なんて呼べるものはステージの上だけだったしその居場所がなくなる事はとても不安ではあるけど、それと同時に楽しみでもあるんだ。
次の我様の居場所になるのはどんな所だろう。
何もない殺風景な部屋、ペットに満たされた部屋、ゲームやネットの世界、仕事に忙殺される世界、それとも誰かの膝の上。
まだどうなるのか全然分からないが、だけどきっと自らの意思で出した答えならいつかはきっとそれで良かったと思える日がくるのではないかな。
我様達は前に進む、君達も前に進め。
我様達はいつでも君のそばにいる。
ずっとずっと傍にいる。
そして麗麗。
会場を笑顔に変えてくれてありがとう。
こんな我様にも少しだけ友達が出来て、信頼を寄せる相手も昔と比べれば増えたけど。
その特別の中でも我様の2回の終わりを看取ってくれたのが麗麗で本当に良かった。
名古屋はお前達に確かに託した。
さて、しんみりさせるのも未練を残させるのも本意ではないのでな。
あとは「神断ちの儀」を家畜どもに見せて、神離れでもしてもらおうか。
我様最期の悪ふざけ、愉しみに待て♡
それでは人間共。
沢山振り回した、君達の居場所を守れなくてごめんな。
だけど我様は
家畜も、神巫も、我様の事を好きな人間も嫌いな人間も、全部全部大好きでした。
今まで本当にありがとう。