一番好きな時間は、常夜灯の朝だ。

世界が動きはじめる少し前の時間。

明けて行く外の光を無視して、

閉めたままのカーテンに常夜灯。

この部屋だけはまだ、夜明け前のカタルシスの中にある。


大切な人と一緒に、子供の頃の話しをする。

他愛のない話しでいい。

離れていた物理的な時間と、離れていた距離が埋まって行くような不思議な時。


こんな事は、もうないと思っていた。



俺が幸せを感じるのに十分な時間が、ここにはあった。



俺はいつでも、あの人の幸せを祈っている。






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