
人を愛する、サポートする、ということは、気持ちだけでなく能力がいる。
まして、精神、身体、いずれにしても何か病気や障害を持っている方のサポートとなれば、なおさらである。
あるお客様は、離れて暮らす身内の方が精神疾患な為、常に心を配られている。
必要性を感じれば、時間を作り出し、会いに行って、必要だと思うことを何でもされる。
しかし、この“必要なこと”の判断が難しい。
身内の方は、お元気なときもあるのだが、急激に落ち込み、行方不明や自殺未遂を・・・、ということもある。
「この間あったときは、元気だったのに、なぜ、こんなに急激に様態が変わるのか?」
心配でたまらない。
「近くにいたらいいのか・・・」
そうも行かない事情もある。
ベストなサポートを検討されつつ、緊急ごとに対応しながら、今日も動かれている。
また、他のあるお客様は、病気で身体障害者となられた方のサポートを献身的に行っている。
当面の目標は、お仕事を通じての社会復帰である。
その方をサポートしようとすれば、知らないでは済まされないことが多くある。
病気そのもののこと、身体障害者の方への保障のこと、社会の、企業の受け入れの実態、ご本人の精神状態について・・・
それでも、愛の力が、サポートを可能にしている。
本気で人をサポートされている方々は、皆、精神的に強くなり、人間的に成長されている。
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