
上司である男性に恋愛感情を抱いていたあるお客様。
社内での異動があり、直属の上司ではなくなって、
その方と距離ができた。
初めの頃は、寂しくて、
結構頻繁にメールをしたりしていたが、
相手は、ビジネスライクを崩さない。
どうにもならない気持ちを持ったまま、
お仕事を頑張っていらした。
新しい上司との関係は、初めはあまりスムーズではなかった。
それでも、自分の営業成績を上げながら、
部署全体の営業成績を伸ばすことに尽力されていた。
仕事を選ばず、何でも自分の目の前に来ることに
果敢に、必死に取り組んでいらした。
私から見ても、何度も、何度も壁を突き破って前進されているように見えた。
そして数ヶ月が経過した・・・
再び人事異動があり、
もう何の期待ももたなくなっていたところで、
もと上司が、また直属の上司になった。
ところが、再会したら、以前よりも断然仕事の話が出来るようになっていた。
以前のように恋愛感情を抱いて、過剰に相手を褒めたりしなくなった自分がいる。
以前あったやりとりでの違和感が消えた。
「不思議ですよね。
『一緒に働きたい、その上司の部下になっている人はいいなぁ~』
なんて思っているときは、一向にその話は来なかった。
でも、自分のことを必死でやって、全然そういったことを考えなくなった時、
一緒に働くことになったんです。」
そして、自分が成長して再会したら、すっかり関係が変わっていた。
その変化を嬉しく思っていらっしゃるお客様は、以前よりも貫禄があり、大きく見えた。
fine