「集団的自衛権に対して、反対するあなた方へ」

集団的自衛権に反対される方と共通認識としておきたいのは、
私も「戦争」は避けないといけないものであり、それによって
引き起こされる悲劇は繰り返してはいけないと考えていること
です。

では、その共通認識からどうしてこのような相違が生じたかと
考えます。

集団的自衛権反対を主張されている方は戦争を
結果と原因に分けたときに結果の悲劇を繰り返さないことが大切。
戦争の原因は「軍隊」「政治家」であり、その行動をいかに制限
するかが結果の悲劇を予防するものと考えているのではないで
しょうか。

確かに、悲劇を繰り返さないことの大切さは私も同意します。
また、「軍隊」やいわゆる戦争をしたがる政治家が戦争を引き
起こす一因であることも同意します。
特に政治家については、今は安倍首相、過去はヒトラーが代表
のように皆さんがおっしゃるというのも戦争の原因が「軍隊」
「政治家」を主因とする観点から理解できます。

ただ、不思議なのは政治家の名前が出る時になぜか「毛沢東」
「ポル・ポト」「スターリン」「金日成」が出てこないこと
なのですが、個人的にはこの四人こそ、世界虐殺ランキングの
四天王とかんがえます。閑話休題。

さて、では、私を含め、集団的自衛権賛成を主張している人々
の考えをまとめます。

私たちは戦争を結果と原因に分けた時に「原因」の分析、検討
を大切にします。

ここからは私の主観ですので、賛成派でも違う方がいるとは
おもいます。
なぜ、「原因」の分析、検討を大切にするのかというと、「戦争」
は一人でするものではなく、必ず相手がいるものです。
つまり、「戦争をしない」と一人心に決めたとしても、相手が
いる限りは戦争が起こる可能性はゼロではありません。
事実、過去の歴史においてルクセンブルクという国は非武装中立
を目指しましたが、第1次大戦、第2次大戦においてドイツに
国土を蹂躙され、1949年にNATOという集団的自衛権の組織
に加盟し、非武装中立は放棄しました。

戦争をしないと決めたとしても、戦争に巻き込まれてしまう。

では、これは仕方が無いこととしてあきらめないといけない
のでしょうか。
それとも、人類は進化しており、今や戦争をしないと言えば、
世界中の国がそれを認め、戦争に巻き込まないでいてくれる
のでしょうか。

私はいずれもNOだと考えます。

戦争が巻き起こす悲劇を繰り返さない為にも、戦争に巻き込
まれることをあきらめてはいけません。
しかし、残念なことに人類は未だに戦争を全人類が放棄できる
ほど進化はしていません。

だからこそ、戦争が引き起こされる原因を分析、検討し、その
萌芽を早い段階でつまないといけないのです。
私たちは戦争が引き起こされる原因は千差万別であり、
軍隊があることもそうだし、
戦争をしたがる政治家が起こすこともそうだし、
資源争いもそうだし、
領土争いもそうだし、
宗教もそうだし、etcと考えます。

つまり、戦争の萌芽は世界各地いつどこにでも存在するのです。

集団的自衛権というのは、そのような戦争の萌芽を早めに
つむための一手段であり、そのことが即時戦争を引き起こす
ものではないのです。
集団的自衛権を調べて頂くとわかると思いますが、この概念は
サンフランシスコ会議において、ラテンアメリカ諸国が安保理の
承認がなくても、諸国間での共同防衛ができるよう望んだ主張に
より生まれたものなのです。つまり、弱者が絶対的強者の横暴
から身を守る為に生まれた、守りの概念なのです。
ま、実際それをどう運用していくかが大切なのですが。。。

いずれにせよ、戦争が発生することを防ぐには、様々な手段
を並行して使用していくことが大切と考えます。

ですので、集団的自衛権が即時戦争への道というのはやや直球すぎ
るのではと思いますし、心配なことはよくわかるのですが、
そのためにはやはりもっと腰を落ち着け、視野を広くもっていくの
が肝要と考えます。

なんせ、日本は言論の自由もあり、選挙もあるのです。
もし、戦争したがる危ない政治家が誕生しそうならば、選挙で
落とせばよいのです。
何も、デモとか暴力に訴えなくとも、しっかりと論じていき、
多くの賛同者を得ればいいのではないでしょうか。
たとえば、軍需産業の利益欲しさに政治家が動くと考えれば、
政治資金報告書など様々な情報を見ていき、軍需産業に近づく
政治家を探しだし、糾弾しましょう。
これこそ、原因を分析、検討し、萌芽を積むことです。
何事も多面的に活用していく、活用の仕方が手法の色を決める。
そういう考え方もあるのではないかなと考えます。

大変長々と書いてきました、読むのもよだきいかもしれません。
しかし、今集団的自衛権に関しては賛成にしろ反対にしろ
あまりにも感情が先走っているのではないかと危惧しています。
実際私もたまに感情が先走ります。
幸い、今はインターネットもあれば図書館もあり、自分で情報
収集し、検討することができる時代です。
私も心がけていますが、自分と同意見ばかりでなく、反対意見の
書物や論文を読むのも大変考えをまとめる助けとなります。
引き続き集団的自衛権に対して反対される皆様方におかれましても、
様々なことにお考えをもたれることを願います。
元々、美味しんぼは嫌いでした。
農薬をすべて悪と言い、化学調味料を全て悪という。
農薬だって、適量に基づき、適正な方法を使えば何も
問題は無い。
農薬をまくことで、野菜自身が自らの実を守るために
作り出す、毒性物質や発がん性物質を抑制しているんです
そういうのも、自分が気に入らないからと糾弾する。
そして、こんどはついに福島県をターゲットに自分の
欲求を満たそうとしている。
これは作者ももちろん悪いが、これをのせた編集部も
問題あり。
製造責任をしっかりとっていくべきです。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014041400765
熊本の鳥インフルエンザについては、かなり迅速で的確な対応が県と政府の連携で行えたと思いますよ。
やるべきことをやった上で、ゴルフして何が悪いのかな?
そんなこと言うなら、やるべきことをやらずに宮崎県の畜産を滅ぼしかけた赤松農林大臣の口蹄疫問題を民主党はどう説明すんの?
あの時、赤松さんは南米に遊び言ってて帰ってこず。
帰ったあとも宮崎県からの救助依頼にもろくに動かず
あげくにはどなるばかり、さらには口蹄疫とはまったく関係ない
種牛を殺処分。

過去は戻らない。しかし、過去を参考に物事は取り組める。
今回の鳥インフルエンザ対策は安倍首相を筆頭とした政府、
熊本県、畜産関係者の努力で極めて迅速に対応ができた。
これを認めず何を認めるんですかね。
反対、反対だけだとだれも振り向かないのにね。

現在、韓国で鳥インフルエンザが大流行しているらしい。
なぜか、ニュースではそんなに触れられていないが、渡り鳥
のことを考えれば、これからも散発的に鳥インフルエンザが
国内で発生するかもしれないが、今回のケースをモデルに
迅速な対応。また、殺処分に協力した畜産業者への補助も
的確にしてほしい。

民主党がやらかした赤松口蹄疫災害の二の舞は避けてもらいたい。

あと、韓国に行かれる皆さん。鳥インフルエンザが流行中だから
帰国しても、鳥に関わることは避けて下さいね。
あと、できれば帰国してすぐに衣服、靴を廃棄処分していただきたい。
そのような水際から防疫が始まるのです。