日銀の利上げ発表後に大幅に下がった日本の株式市場ですが、これで落ち着くのか?第二の波が来るのか?
思うに日本の今の低金利はやっぱり異常で、段階的に上げていくというのはあまりにも妥当で何の問題もない決定でしかないです。
タイミングが悪い、と結果論で文句を言う人も多いですがいつやろうとその時は円高に振れるは同じこと。
ただ、今の日銀総裁は政治家的な狡猾さやしたたかさがないので、その後余計なことを口にしたなあとは思います。
「今後の動きとしても引き続き段階的に金利を上げていく方向で考えている」という、これ言う必要ないです。
そして相場は乱高下し、日銀副総裁が登場(笑)、「金融市場が不安定であれば、追加の利上げはしない」と火消し役をやらされた訳ですね。
これにより、まずはっきりしたことは目先は日銀起因の円高誘導はない、ということです。
これで、動向をウォッチしなければならない対象は「アメリカの金利下げ」に絞られたと言えるでしょう。
FRBは日本とは逆で、今まで上げすぎた金利を下げるタイミングをずっと見計らっています。
ほんの少し、ダウ平均株価の動きは今まで以上に気にした方がいいかのもしれません。
チャート的にもここから切り返すか、更に沈みこむかの岐路に来ているという見方も出来ますね。
ダウ平均株価がこのあと崩れていきそうになれば、「アメリカの金利下げ」は実行されるでしょう。
そして、今回とは逆に米国発の円高ドル安が起きることが予想されます。
今はやはり損も得も深追いをせず、プラスが出た際には早めの利確をしてある程度の余剰資金をプールすることが大事ではないかと考えています。
今日は、朝から「いすゞ」が好決算を追い風に急騰して始まったので、1900円台で捕まっていた3単位を利確して逃げることが出来ました(別枠のNISAの方で昨日安値で「いすゞ」を買えていたので、ポートフォリオが改善しました)
ちなみに次の狙い目は「神戸製鋼」、9月に中間配当の権利確定がありますが、先日からの暴落で配当利回りが5%を超えています。
唯一、よぎる不安は「南海トラフ巨大地震」ですが、これは株とは関係ない次元で、来ないことを祈るばかりです。