3月も前半が過ぎようとしていますが、ちょうど一か月前のバレンタインデーのあたりからちょっとしたAI関連株バブルが起きています。

テレビのニュースやワイドショーでもAIが取り上げられることが急激に増えたので、AI株を今買っておかないと乗り遅れるのでは?という強迫観念に駆られて何でもかんでも飛びついた方も多くおられるのではないでしょうか💦

3月末向けて、ここから2週間どういうスタンスでいこうか(王道銘柄で配当や優待を取りに行く?それとも...)

 

日銀、動きましたね。金利は上げるということで円高圧力がかかり週明けから輸出で利益を上げている自動車を始めとした多くの銘柄は一旦値を下げることが予想され、銀行は一段高へと進む可能性が高いと思われます。

 

週末ということもあり、頭の中を整理してみることにしました。

 

端的に言えば、AI関連は余力があれば期待する企業に対して1単位だけ持っておく。

目先は円高で安くなったところの王道銘柄を狙う。(もちろん3月権利の銘柄で、です)

個人的には1400円割ったところの「三菱製鋼」あたりは取りにいきます。

減配しないという確約も出していましたし。

 

まず、AI関連株ですが少しづつ水準は切り上げていくことが予想できます。

セクターとしては成長分野だからです。

ただ一部の企業以外は今現在はまだ赤字、それが決算報告では「赤字縮小」や「黒字転換」というあたりが大半です。

ですので、いきなり大きく株価が何倍にもなり買えなくなるという状況にはならないはずというのが現時点での個人の見解です。

ストップ高やストップ安が多かったAI関連銘柄、なぜでしょうか?

おそらくですが、配当はゼロ、株主優待なしの銘柄を買おう(または空売りしよう)としている方は大きな利益のみを追い求めているからだと思われいます。

 

最近、興味深く見ていた銘柄が「Kudan」です。

基本的には、大化けする可能性のあるとても魅力を感じる企業です。

しかし、今はちょっと場が荒らされていて近寄らない方が良さそうです。

 

以下にチャートを掲載しました。えらいことになっていますね(笑)

何が起きていたかを時系列に説明します。

①の2/15に、年初来安値である802円をつけています。

これは、前日の「2024年3月期 第3四半期決算説明資料」の内容を受けての値動きです。

端的に言えば「赤字縮小」。黒字転換にまで持っていけなかったことに対する失望でしょうか。

 

②の2/16に、「モバイルロボット開発キット発売のお知らせ」という適時開示が出ていきなりストップ高になります。

確かに良い材料ではあるので株価が反応したのは理解できます。

その後暫く、もみ合いが形成され横ばいになります。

ここまでが今の実力と期待値を反映した適正値だと思われます。

 

ではその後、緑の丸い囲み部分の値動きがなぜ起きたかというと②で上跳ねした後に改めて①の説明資料を読み返した人が「事業共創・共同開発」の箇所にNVIDIA(エヌディビア)の文字があることから、「これはちょっとあり得ないほど大化けするぞ!」という話になってきて今こんなことになっています(笑)

 

あくまで決算結果に対する評価は①で、業績アップが期待できる材料への評価は②。

出来高が徐々に減ってきているので遠からず落ち着くところに落ち着くでしょう。

利幅が取れそうにないとなったら、無配、優待なし銘柄から人は離れるわけですので。

 

AIコンフェレンス2024というのが、3/18~21にサンノゼで開催されるのですがKudanもそこに参加することになっています。

今、このKudanの株を買っている人は、このコンフェレンスで世界にお披露目することで海外の目に止まって大口の契約やビジネスチャンスをものにすることを期待してのこと。

 

来週中にも何かしらこのバブルの結末は見れそうですね。

もしこのあと特段のビッグニュースが飛び込んでこなければ、チャートの下窓は全て埋まる可能性が高まります。

この価格帯ですので買っていませんが(中身のないバブルと思っていますから)、この数日で世界に羽ばたいてしまって買えなくなってもそれはそれで心から祝福したいなと思います^^